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ステージ・フライト/ザ・バンド〜前2作の影に隠れがちも好アルバムの3作目

ステージ・フライト/ザ・バンドこのブログでも、今のところよく登場していますし、実際、ザ・バンドは早くから好んで聴いていました。

単純にギターばかりを追いかけていたのが、アレンジを含めたバンド・サウンドというものを、ようやくきちんと聴く事が出来るようになったのは、このザ・バンドを聴いてからだったと言ってもいいかもしれません。

もちろん、お気に入りのロビー・ロバートソンのギターも追いかけてましたが。で、今回のアルバムは、こちらです。

ステージ・フライト」(Stage Fright

手にしたのは中古の輸入盤です。
1970年発表で、名盤「ザ・バンド」に続く3枚目のアルバムですね。

元々は、劇場のウッドストック・プレイハウスで、ライブ形式でレコーディングをするアイデアだったものの実現せず、結局、そこで観客無しでレコーディングをしたものだそうです。

前2作が凄すぎたので、比べてしまうとどうしてもちょっと物足りなく感じてしまう、というのが正直な感想ですね。
「ザ・シェイプ・アイム・イン」やタイトル曲「ステージ・フライト」などが有名ですが、全体的にはこじんまりとまとまった曲が多いとも言えるかもしれません。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
しかし、バンドとしての完成度も非常に高くて、充分聴きごたえのある曲が並べられている、というもの間違いない感想です。前2作の影に隠れがちですが、やっぱりいいアルバムですね。

このアルバムでは、特にリチャード・マニュエルのヴォーカルがいいですね。
この人の歌声は大好きです。この頃はまだまだ元気ですしね。

エンジニアとして、トッド・ラングレンの名前があるんですね。
ただ、それがサウンドにどのように影響しているかまでは分からないですが…

Stage Frightとは「舞台恐怖症」という事ですよね。
詳しい事は分からないですが、当時は実際にそのような状況にメンバーが陥っていたというような事もどこかで目にしましたが、本当であれば意味深なタイトルですね。

 
◆iTunes StoreでStage Fright – ザ・バンドをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.7.11)


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