ザ・バンドはかなりお気に入りなんですが、そもそもの出会いは映画「ラスト・ワルツ」が最初だったので(→初めて見た時に衝撃を受けた映画「ラストワルツ」)、当然、アルバムはさかのぼって聴いていました。
そういうことで、既に解散していたザ・バンドは、ほとんど私の中では伝説のバンドになっていたのですが、そんな時に、ギタリストとしても大好きなロビー・ロバートソン、待望のソロ発表のニュース!
これは買わずにはいられません。
「ロビー・ロバートソン」(Robbie Robertson)
1987年発表ですね。ザ・バンドからほぼ10年振りです。
プロデュースは本人とダニエル・ラノワ(U2で有名)があたり、ゲストにはピーター・ガブリエルやU2のメンバーらが参加しています。
U2は「ウィート・ファイア・オブ・ラヴ」と「テスティモニー」の2曲で共演していますが、前曲とかは聴いてすぐにそれだと分かる演奏ですね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。ザ・バンドからは、リック・ダンコとガース・ハドソンが参加していて、「ソニーとムーンライト」では、リック・ダンコの歌声も聴く事ができたのは嬉しかったですね。
ギターは控えめですが、それでもあちこちで、らしいギターを披露しています。
ちょっと、エフェクト効かせすぎの感はありますけどね。
これまでもほとんど聴く事がなかったヴォーカルは、まぁ上手いとは言えませんが、サウンドにあった渋い歌声を聴かせてくれています。
個人的にはアルバムの中では「ブロークン・アロウ」がいい味出していて好きですね。
当然、待ちに待ったロビー・ロバートソンの初のソロ・アルバムですから、期待が大き過ぎる所もあるのですが、全体的には正直に言うと“難解”という印象でしょうか。
これを退屈とするか、深遠な世界とするか、思い入れも含めて差が出る所でしょうね。
音作りは洗練されていますが、情感的で豊潤なサウンドが何とも味わい深く、私は結構好きです。
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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.11)