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プラネット・ウェイヴ/ボブ・ディラン〜ザ・バンドがバックを務めた話題作

プラネット・ウェイヴ/ボブ・ディランボブ・ディランのアルバムは多すぎて、聴きたいと思っても何に手を出すか、なかなか迷ってしまいます。

そんな中で、やはりこういうアルバムに、まずは手が伸びますよね。
ザ・バンドがバックを務める、このアルバムです。

プラネット・ウェイヴ
Planet Waves
※現在は「プラネット・ウェイヴズ」の表記ですね。

アサイラム・レーベルに移籍し、1974年に発表した、初のビルボードNo.1になったアルバムですね。
中古の国内盤を手に入れました。

このアルバムの前あたりの活動が、レーベルの移籍問題も絡んでか、今ひとつすっきりしていなかったようなので、再びザ・バンドと組むという事と、更にこのアルバム発売と同時にザ・バンドと全米ツアーを行うという事で、かなりの話題になったようですね(このツアーの模様がライブ盤「偉大なる復活」ですね)。

ザ・バンドをバックにするのは、スタジオ盤としては初ですが、もちろん旧知の仲ですから、息もぴったりではないでしょうか。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
何だかこちらも、聴いていてにんまりしてしまいます。
好みはあるんでしょうが、個人的にはこういうラフな感じが好きなんですよね~

ちなみにザ・バンドとしては、「ムーンドッグ・マチネー」(1973年)の後になりますね。
バンドとしては既に後期で、結果的には解散も近くなっている時期ですが、演奏自体は充実していてやはり素晴らしいですね。この後には私も大好きな「南十字星」(1975年)を発表してますからね。

代表曲でもある「いつまでも若く」(Forever Young)が、A面最後とB面最初に2ヴァージョン入っていて、A面が耳慣れたゆったりしたテンポの方で、B面がアップテンポですね。名曲です。

もちろん、バックの演奏が気になる所ではありますが、アルバム最後を飾るアコースティック・ギターのみの曲「ウェディング・ソング」(Wedding Song)は、演奏と歌に臨場感があって、とても感銘を受ける印象深い曲です。

ザ・バンドの演奏でディランを聴く事ができて、ちょっと得した気分、というのが正直なところで、聴き方が浅すぎかなぁ

こうなると当然、「地下室(ザ・ベースメント・テープス)」も聴きたくなりますよね。

◆iTunes StoreでPlanet Waves – ボブ・ディランをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.14)


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