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激しい雨(Hard Rain)/ボブ・ディラン〜歌とバックの演奏が臨場感に満ちあふれるハードで生々しいライブ・アルバム

激しい雨/ボブ・ディランボブ・ディランについては毎回言ってるんですが、アルバム枚数が多くて、ちょっと聴いてみようという感じでは、追いかけきれないんですよね。

結局、気になる所をつまんで聴くことになってしまうんですが、今回はライブ・アルバムです。

激しい雨」(Hard Rain

1976年発表のライブです。中古の国内盤を手にしました。
時期としては、スタジオ盤「欲望(Desire)」(1976年)の後になります。

ライブ自体も1976年5月に行われたもので、ディランを中心に行われたローリング・サンダー・レヴューの第2期の時のものですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
1曲目の「マギーズ・ファーム」(Maggie’s Farm)から、勢いのある歌とサウンドは素晴らしい演奏です。
で、ライナー・ノーツを読んでいくと、どの曲も原曲とのアレンジの対比で紹介してして、よりハードに生々しく演奏されているものが多いとのこと。

あれ? ということは、原曲を知らないと、その違いが分からないですよね。

これはちょっと失敗でした。収録曲を見てみると、残念ながら当時はほとんどの原曲を知りませんでした(今でも原曲を知らない曲があるんですけどね)。
ディランはかいつまんで聴いていたので、やむを得ないですが、そういう聴き方ができずにちょっと残念でした。

それでも、このライブ・アルバムを聴くと、原曲云々を置いておいても、ディランの歌とバックの演奏がパワーに満ち溢れていて、ライブの臨場感もビシバシ伝わってきて聴きごたえがあります。

それにしても、最後の10分を越える「愚かな風」(Idiot Wind)が、特に壮大で圧巻ですね。
このライブでは、テレビ用の収録もされて、全米で放映されたようで、更にその後、日本でも放送されたようですが、残念ながらそれは知りませんでした。

ボブ・ディランといえば、各時代での影響力も大きすぎて、コアなファンも多いでしょうから、私の話はこのへんで(笑)

◆iTunes Storeでボブ・ディランをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.22)


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