この3人がどのような繋がりがあるのかは、よく知らないのですが、当時お気に入りのマイク・ブルームフィールドに加えて、Dr.ジョンの名前もあったので、手が出てしまいました。
「三頭政治」(Triumvirate)
1973発表のアルバムですが、手にしたのは再発の輸入盤の中古です。
輸入盤ということもあり、今もって詳細については良く分かっていませんが、ジョン・ハモンド、マイク・ブルームフィールド、Dr.ジョンの3人による、ホワイト・ブルースのアルバムですね。
残念ながら、白人ブルース・マンのジョン・ハモンドのことはよく知りませんでしたが、ジョン・ハモンドの父はプロデューサーとして大きな功績を残した人で、同じ「ジョン・ハモンド」という名前なんですよね(ややこしいです)。
こちらは、本名ジョン・ポール・ハモンドと表記され、実は、この時点で既に結構な枚数のアルバムをリリースしているんですよね。
で、このアルバムの内容はというとーーー
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。元々はマイク・ブルームフィールドのギター目当てだったのですが、残念ながらほとんど目立った所はなく、サポート的に弾いてますね。
らしいギター・ソロを聴く事ができるのは1曲目の「Cha-Dooky-Doo」やB面3曲目の「Rock Me Baby」等、ちょっとだけです。
どちらかというと、全曲ヴォーカルをとっている、ジョン・ハモンド中心のブルース・アルバムといった仕上がりです。
B面2曲目のエルモア・ジェイムスで有名な「It Hurts Me Too」なんかはしっとり、しんみりといい味出しています。
アレンジにはDr.ジョンがあたっているようなので、サウンド的にはニューオーリンズ風も時折香る、南部っぽいリズムも聴く事ができます。ホーンや女性コーラスも効果的に使われていますね。
3人の個性が合わさった、良質なホワイト・ブルース・アルバムではありますが、マイク・ブルームフィールドの名前で食いついた、という点については失敗でした(笑)
◆iTunes StoreでTriumvirate – Dr. John, John Paul Hammond & マイク・ブルームフィールドをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.9)