【U-21日本代表】トゥーロン国際大会2018グループステージ サッカーU-21日本代表対U-19ポルトガル代表 テレビ観戦記(2018.6.1)

現在、サッカーU-21日本代表の選手たちが、トゥーロン国際大会2018に参加しています。

初戦でU-21トルコ代表に逆転負けを喫したU-21日本代表。準決勝進出のために、負けられないグループステージ2試合目の対戦相手はU-19ポルトガル代表です。

トゥーロン国際大会2018グループステージ U-21日本代表対U-19ポルトガル代表

キックオフ:2018年6月1日(金) 0:00(日本時間)
試合会場:スタッド ジュール ラドゥメグ

フランスのトゥーロンで開催されるこの国際大会は、若手の登竜門として知られる大会ですが、今回、日本代表は2020年の東京五輪世代のU-21で臨んでいます。もちろん、結果は重要ですが、何より、国際経験を積んで大きく成長することが期待される大会でもありますね。

先発メンバー

GK 12 山口瑠伊(エストレマドゥーラ/スペイン)
DF 19 橋岡大樹(浦和)/5 冨安健洋(シントトロイデン/ベルギー)/4 板倉滉(仙台)
MF 18 菅大輝(札幌)/14 松本泰志(広島)/3 中山雄太(柏)/6 初瀬亮(ガンバ大阪)
MF 10 三好康児(札幌)/16 森島司(広島)
FW 11 田川亨介(鳥栖)

システムはA代表の西野新監督が先日のガーナ戦で見せたシステムと同じ、3-4-2-1ですね。

森保一監督がコーチとしてA代表に帯同しているため、横内明展コーチが監督代行として指揮を執っていますが、初戦から先発を4人変更してきました。個人的に応援している、私の地元・小樽出身の菅選手が先発してますね。

大会は40分ハーフというのが特徴で、交代はGKを含めて5人です。

中2日で迎えたポルトガル戦。初戦のトルコ戦は1—2と負けているので、ここは勝利が欲しいところですが、やっぱりポルトガルは強いんでしょうね。ただ、今大会はポルトガルはU-19で構成されているということで、チャンスはありそうです。

グループステージ2試合目U-19ポルトガル代表戦観戦記

試合が始まり明らかなのが、ポルトガルの選手の方が、ボールへの寄せが素早く、プレースピードが早いですね。日本はボールをつなぐことができず、主導権は圧倒的にポルトガルに握られています。

前半9分に、冨安がループシュートをゴールライン上でクリアするというナイスプレーがありましたが、ボールをいいように回されて、シュートまでプレッシャーなく持ち込まれてます。日本はミスも多いです。

徐々にポルトガルのスピードに慣れてきたのが、日本もサイドからボールを運べるようになってきました。ただ、シュートまではもっていけませんね。

前半32分、ポルトガルの攻勢をここまで耐えてきた日本ですが、サイドからのハイクロスに全く競ることができずにヘディングで合わされ、これは一旦防いだものの、こぼれ球を蹴り込まれてゴール。ポルトガルに先制を許します。

ハイボールはことごとく負けてますが、高さで負けるのはしょうがないとしても、せめて競らないと、フリーはダメですね。

しかし、前半36分、三好のスルーパスに田川が抜け出し、これを落ち着いてGKのまたを抜いてゴール!!
日本、少ないチャンスをものにして1—1の同点に追いつきました。

前半は、ポルトガルに圧倒されて先制されるものの、ワンチャンスをものにして、1—1で折り返します。

後半開始からのメンバー交代は、菅→MF 17 遠藤渓太(横浜)

地元小樽出身で応援している菅選手、交代しちゃいました。ちょっとプレーが固かったですね。サイドの上がりやクロスなど、やや消極的でしたが、いい経験してますよね。次に機会があったら、思い切っていってもらいたいですね。

日本代表は後半立ち上がりから積極的なプレスを見せていますね。前半から見違えて、ようやく対等な試合になった感じです。

といったのもつかの間、すぐにポルトガルが日本の圧力に慣れてきたようで、やはり試合はポルトガル優勢で進みます。

森島→MF 8 三笘薫(筑波大学)(後半14分)
森島はこの試合、ちょっとパススピードなどが遅く、カットされること多かったので、この経験をいかしてもらいたいですね。

この後もしばらくポルトガルに押し込まれる時間帯が続きます。日本代表、耐える時間が長いですね。

田川→FW 13 上田綺世(法政大)(後半27分)

後半30分、GK山口がDF裏に出たボールに、ペナルティエリアの外まで出て飛び込んでセーブすると、ボールが手に当たってしまい一発レッド。これは痛い。

ここで日本は三好を下げて、GKオビ・パウエルオビンナ(流通経済大)を入れ、10人で戦うことになります。

さらに、このファールで与えたFKを鮮やかに決められて、1—2と勝ち越されます。
このFKをけったポルトガルの7番のフィリペ選手はいい選手ですね。

後半途中から、日本は全くボールが奪えず、ポルトガルの攻撃を受け続ける展開で、さらに退場で1人少なくなったことによって、万事休すかと思った後半37分、中央付近から遠藤が長いスルーパスを送ると、スピードに乗った上田が相手DFを振り切って放ったシュートがゴーーール!!

日本はカウンター一発で、2—2と同点に追いつきます。
前半の1点目同様、後半もワンチャンスをものにましたね。

そして、勢いにのる日本は、なんとアディショナルタイム、三笘からのスルーパスに抜け出したのは、またしても上田。すると上田がペナルティエリア内で倒され(倒された位置は微妙でしたが)PK獲得。ここでも上田のスピードが生きましたね。

このPKを上田が自ら豪快に決めて、3—2と10人の日本が逆転します。

そして、試合はこのまま3—2で終了。

若き日本代表が劣勢の試合を逆転でポルトガルに勝利しました。

おわりに

いや〜、GKの退場で、見ているこちらが諦めかけていたのですが、失礼しました。若い選手たちは、頼もしかったですね。そして、この勝利で、日本代表は準決勝進出に望みがつながりました。

それにしても、ポルトガルはU-19というのを途中で忘れてしまうくらい、やっぱり技術がしっかりしてますね。

対して日本代表は、勝ったとはいえ試合は支配されていて、まだまだ、パススピードや判断スピードが遅いです。ただ、こういう国際大会を実際に経験することによって、世界基準の感覚を身につけていくのでしょね。そして何より、勝利という結果は大きな自信になりますね。

見事に逆転勝利を収めたU-21日本代表の次戦は、準決勝に進出がかかる6月3日のカナダ戦です。

日々成長していく若き日本代表の次戦が楽しみです。

※参考:サッカー日本代表 – U-21日本vs.U-19ポルトガル -テキスト速報 – スポーツナビ

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