インドネシアで開催されているアジア大会2018。決勝トーナメント1回戦(ベスト16)の対戦相手はU-23マレーシア代表です。
今大会は、基本U-23対象の大会なんですが、日本代表は2年後の東京オリンピックを見据えて、21歳以下のU-21日本代表で臨みます。
「アジア大会2018 決勝トーナメント1回戦 U-21日本代表対U-23マレーシア代表」
キックオフ:2018年8月24日(金) 21:30
試合会場:パトリオット スタジアム
苦しみながらもグループリーグ突破を決めたU-21日本代表。対するU-23マレーシア代表は、グループリーグでは韓国を破って1位通過しているので侮れません。今大会のU-21日本代表のパフォーマンスを見ていると、苦戦が予想されますね。
出場メンバー
GK 1 小島亨介(早稲田大)
DF 7 原輝綺(新潟)/20 立田悠悟(清水)/4 板倉滉(仙台)
MF 2 長沼洋一(岐阜)/16 渡辺皓太(東京V)/14 松本泰志(広島)/5 杉岡大暉(湘南)
MF 9 旗手怜央(順大)/13 岩崎悠人(京都)
FW 18 前田大然(松本)
システムは従来通り3-4-2-1です。
前のベトナム戦からスタメン6選手を変更してます。
※追記:選手交代
前田大然→15 上田綺世(法政大)(後半31分)
試合観戦記
マレーシアはベトナムのように、試合開始から厳しいプレスから積極的な姿勢を見せてきました。
ただ、今日は日本の選手たちもよく動いて、ボールに対しても積極的で、次第に日本ペースで試合が進みます。ボールを保持しながら攻撃の機会を伺う日本に対して、カウンター狙いのマレーシアといった構図になってますね。
前半30分に前田が抜け出して絶好シュートチャンスがあったものの、シュートは大きくふかしてしまって枠の上。こういうビッグチャンスをものにできないと、厳しいですね。せめて枠に飛ばさないと。
その後も日本はDF裏を狙い、実際、そこからチャンスも生まれてますが、ゴールが遠く、前半は0—0のスコアレスで折り返します。
前半は岩崎の動きが良かったですね。ただ、ピッチのコンディションがかなり悪く、パス回しやシュート時に影響ありますね。
後半に入っても、基本的に日本ペースなのですが、マレーシアの守備がいいですね。それに、日本のシュートはことごとく枠の外です。時折発動するマレーシアのカウンターにも注意です。
その後、時間とともに、日本はなかなかシュートまでも行かなくなってきました。全体的に足が止まり、動きが少なくなってきたでしょうか。
後半31分にFW前田を上田に変えました。
後半32分、マレーシアにサイドを抜け出されて危ないシーンがあり、この時間帯、マレーシアの攻撃が続き、流れが悪いですね。ポスト直撃の鋭いミドルもありました。
日本の攻撃時にも、マレーシアの守備の高い意識はずっと変わらないですね。
このまま無得点で延長かと思われた後半43分、DFの裏に抜け出した上田がペナルティエリア内で後ろから倒されPK獲得。
これを上田自ら決めて、日本がようやく先制です(後半45分)。
アディショナルタイムは4分で、最後はマレーシアの怒涛の攻撃にさらされるも1点を守りきり試合終了。
日本が苦しみながらも終盤のPKによる得点で勝利を収めました。
おわりに
グループリーグからずっと厳しい戦いが続いているものの、なんとか勝ち進んでいる若きU-21日本代表。
う〜ん、正直、あまりにもパスミスやシュートミスが多く、中でも目的意識のないパス、ただ蹴っているだけの、その先にどのようなプレーを考えているかが見えてこないキックがよく見られて、ちょっと残念になります。
それでも、とにかくこうやって苦しい試合を勝ち進んでいくことで、大きな経験も手に入れているのでしょうね。
これでベスト8進出で、次は中2日の27日(月)にサウジアラビアとの試合です。こうなったら、1つでも上を目指して頑張ってもらいたいですね。
※関連ニュース
・サッカー日本代表 – U-23マレーシアvs.U-21日本 -テキスト速報 – スポーツナビ
・後半44分の決勝弾!! U-21代表、苦しみながらもアジア大会8強入り | ゲキサカ
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