【U-21日本代表】アジア大会2018サッカー グループリーグ第3節 U-21日本対U-23ベトナム テレビ観戦記(2018.8.19)

インドネシアで開催されているアジア大会2018。グループリーグ最後の試合の対戦相手は、この年代では非常に力のあるU-23ベトナム代表です。

今大会は、基本U-23対象の大会なんですが、日本代表は2年後の東京オリンピックを見据えて、21歳以下のU-21日本代表で臨みます。

アジア大会2018 グループリーグ第3節 U-21日本代表対U-23ベトナム代表

キックオフ:2018年8月19日(日) 18時00分
試合会場:ウィバワ ムクティ スタジアム

連勝同士の対戦となったグループリーグ最終戦は、グループ首位をかけての試合となります。

連勝で決勝トーナメント進出は決めているものの、内容が今一つの若き日本代表ですが、この日の対戦相手のU-23ベトナムは、1月のAFC・U-23選手権で準優勝を果たしたメンバー中心にオーバーエイジ選手も追加した難敵なので、今の調子の日本代表は苦戦をしそうです。

出場メンバー

GK 12 オビ・パウエル・オビンナ(流通経済大)
DF 7 原輝綺(新潟)/20 立田悠悟(清水)/5 杉岡大暉(湘南)
MF 6 初瀬亮(G大阪)/17 神谷優太(愛媛)/16 渡辺皓太(東京V)/11 遠藤渓太(横浜FM)
MF 10 三好康児(札幌)/8 三笘薫(筑波大)
FW 18 前田大然(松本)

システムは3-4-2-1です。
2戦目のパキスタン戦からスタメン8選手を代えてますね。
GK小島は前の試合でやはり負傷でしょうか、オビ・パウエル・オビンナが先発です。

※追記:選手交代
三笘薫→13 岩崎悠人(京都)(後半から)/神谷優太→14 松本泰志(広島)(後半から)/前田大然→15 上田綺世(法政大)(後半35分)

試合観戦記

試合開始早々の前半3分、GKオビ・パウエル・オビンナからボランチの神谷へのパスを狙われ、トラップが大きくなったところをカットされると、そこからあっという間にゴールを決められ先制を許します。

う〜ん、軽率でしたね。もちろん、神谷のトラップはミスでしたが、その前にGKはなぜ、あの前からベトナムの白いユニフォームが圧力をかけてきているところにパスを出す必要があったのか。まだまだ経験不足ということなのでしょうか。

そして、この失点は、たまたまやられた訳ではなくて、その後の展開でもベトナムが次々に日本のゴールに迫ります。

ボールへの素早いプレス、連動した動きに細かなパスワークと、ベトナムの方が積極的にボールにアプローチしてゲームを支配しています。いや〜、ベトナムがよく走っていいサッカーをしますね。

日本はこれまでの2試合と基本的に課題は同じで、ボールを持っても相手の守備を崩してゴールに迫るアイデアがないですね。豊富な運動量に連動した動きなど、日本のやりたいサッカーをベトナムにやられている感じです。

日本の各選手の動きが鈍いですね。気持ちも感じられず、ちょっと残念な展開で、前半は1—0のベトナムリードで折り返します。

森保監督は、後半に入ってメンバーを変えて、4バックにして点を取りにきましたね。

すると、やや流れが向いてきたでしょうか。動きが出てきました。が、ベトナムのボールへの厳しいアプローチと集中は変わらず、なかなか決定機は訪れないまま時間が経過していきます。

後半35分、スムースなパスワークから抜け出した前田がネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。

終盤も日本はボールを保持する時間が長かったものの、ベトナムの守備を崩すことはできません。反対に時折カウンターを受けてひやっとするシーンもあるくらいでした。

後半45分には、中盤からの縦パスに上田が抜け出しGKをかわしてシュートを放つもミートせず。

結局、試合はこのま0—1でベトナムの勝利で終了です。

おわりに

内容としては完敗でしたね。

組織的にも技術的にも、さらに気持ち的にもベトナムが上で、実力的に劣っていた上での順当な結果と受け止めなくてはいけません。

たとえU-21で臨んでいて、ベストメンバーではないとはいえ、公式大会でこの内容、この結果はあまりにもひどいです(※メンバーは他に海外組の堂安、富安、負傷中の小川や中山、注目の久保らがいますね)。

それにしても、この年代のベトナムはボールの扱いもうまく、小気味好いサッカーをしてますね。チームとしての完成度も日本よりはるかに高かったです。

この結果、日本代表はグループ2位での通過となりました。
24日(金)の決勝トーナメント1回戦では、E組1位通過のU-23マレーシア代表と対戦することになりました。

このままでは、次も厳しい試合になりそうですが、立て直すことはできるでしょうかね。森保監督の手腕にも注目です。

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