韓国で開催中のサッカーU-20W杯2017は、いよいよグループステージ最終戦のイタリア代表との試合です。
ここまで1勝1敗の日本代表は、決勝トーナメント進出に向けて負けられません。
「サッカーU-20W杯韓国2017グループD 日本代表対イタリア代表」
キックオフ:2017年5月27日(土) 20:00キックオフ(日本時間)
試合会場:天安総合運動場
※今回は、BSフジの生放送でテレビ観戦しました(テレビ放送についてはこちら参考:・サッカーU-20W杯韓国2017が開催〜日本代表のグループステージテレビ放送予定は!? | ローカルブロガーのメモ帳)。
現在日本はグループD3位で、2位のイタリアとは勝点3で並んで得失点差での順位となっています。
決勝トーナメントには、6グループの中から各グループ2位までの12チームと、3位チームの上位4チームの計16チームが進出できます。
他グループとの兼ね合いもありますが、試合前の時点で、この試合で引き分けの3位のままでも2点以上の引き分けであれば決勝トーナメント進出できることが分かってるのですが、ここは日本としては、きっちり勝ち点3を取りに行くしかないですよね。
日本は、エース小川の負傷離脱が痛いところですが、なんとか全員でそれをカバーし、決勝トーナメント進出の切符を掴み取ってもらいたいですね。
試合観戦記
小川に代わって、今大会初出場の田川が岩崎とツートップを組みます。
試合が始まってすぐの前半3分、浮き球で簡単に日本の右サイドの裏を取られて、簡単にワンタッチで早めのクロスを入れられると、それをダイレクトで合わされて、日本、いきなり先制を許します。
オフサイドラインが揃わず、さらに今大会初出場の左SB杉岡のマークも遅れましたが、全体にゲームに慣れる前にやられた感じで、日本は早い時間に痛い失点ですね。
さらに、そのすぐ後の前半7分、相手FKから簡単に裏にボールを入れられると、フリーでそのままダイレクトで合わされ追加点を奪われます。
う〜ん、あっという間の2失点で、日本、早くも厳しい状況に追い込まれました。
イタリアは余裕なのか、この後あまり厳しくボールに詰めてはこなくて、守備はスペースを埋める形で、攻撃はシンプルに前線にボールを送るスタイルに徹底してきます。
なんとかまずは1点を返したい日本は前半22分、左サイドの遠藤からのゴールに向かう長いボールに堂安がゴール前に抜け出し、懸命に伸ばした足でボールをわずかにすらして、GKの股を抜いてゴーーール!
日本、好調堂安の執念で早い時間に1点返して、1—2となりました。
その後は、イタリアのシンプルに前線にボールを入れてくる攻撃にも慣れてきたようで、守備は落ち着いてきて、攻撃にも日本らしく連動したボール回しができるようになり、何本かはシュートまで持っていくことができましたが、決定的なシーンまでは行きません。
この時間帯は日本ペースではあるのですが、まあ、イタリアが日本にボールを持たしてしっかり守っているというところですね。
前半はこのまま1—2で終了。
日本はボールを保持してますが、相変わらずゴール前で繋ぎすぎですね。得点シーンは長いボール1本です。もうちょっとシンプルにシュート意識を持ってもらいたいですね。
そんな中、堂安は動きもゴールへの意識も高くて、後半も期待です。
さほどフィジカルコンタクトは厳しくないので、終盤にビハインドのままだったら、久保の起用も面白いですね。
後半開始早々の5分、堂安が相手ゴールに向かってドリブルで持ち込み、そのままペナルティエリア内に持ち込んで持ち込んで持ち込んでーーーー!最後はボールをこするようにゴールに向かって放ったシュートがころころとラインを割って、日本、同点に追いつきました!!!
いや〜、堂安の技術と気持ちのこもった見事な得点で、日本、試合を振り出しに戻しました。
こうなると、イタリアもこれまでとは違ってボールに寄せてくるようになり、イタリアがボールを保持する時間も長くなってきました。
しかし、後半20分過ぎからは、日本がボールを回す時間が長くなります。ただ、イタリアも無理をしない(する必要がない)展開となり、こう着状態が続きます。まあ、イタリアはこのまま引き分けでも2位通過ですからね。
試合前から分かっていたことですが、日本もこのまま2—2の引き分けであれば決勝トーナメント進出ができる状況なのですが、ミスなどで失点するわけにはいきませんから、集中してもらいたいですね。
終盤、イタリアは完全に引き分け狙いの展開となり、40分過ぎには、両チームとも無理に攻めることはなく、最後はイタリアがDFラインで数分間ボールを回して、このまま試合は2—2の引き分けで終了。
日本はグループ3位となったものの、各グループ3位の上位4チーム以内に入ることが確定し、決勝トーナメント進出を決めました。
おわりに
まずは、決勝トーナメントに進出できてよかったですね。
この試合は堂安につきますね。
前へ前へのゴールへの意識、守備にもしっかり走ってましたし、頼もしいです。
最後の最後のアディショナルタイムに堂安が足がつったりと、選手交代の準備はしていたようですが、結局、メンバー交代はなかったですね。バランスを崩したくなかった、というのもあったのかもしれませんね。
負傷離脱した小川の穴を全員でカバーした、と言いたいところですが、堂安ばかりが目立って、ツートップの田川と岩崎は物足りなかったですね。決勝トーナメントでは、彼らの奮起と、出番のなかった久保にも期待したいところです。
守備としては、立ち上がりのいきなりの2失点というのは、連携の問題か単なる集中力の問題なのか、普通であれば致命傷にもなりかねないので、なんとか修正してもらいたいところです。
何はともあれ、これで、さらに貴重な世界の舞台を経験できる権利を得ました。
まだ決勝トーナメントの対戦相手と日程は分かりませんが、次も良い結果を期待したいですね。
※参考:
・サッカー日本代表 – U-20日本vs.U-20イタリア -テキスト速報 – スポーツナビ
・2017 FIFA U-20ワールドカップ – Wikipedia
・FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会
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