甲子園で熱戦が繰り広げられている、第87回選抜高校野球大会ですが、北海道代表の東海大四が、あれよあれよと決勝まで駒を進める、嬉しい快進撃を見せてくれています。
31日の準決勝は、2013年の大会を制した埼玉の浦和学院との対戦でした。
東海大四3―1浦和学院(埼玉)(2015年3月31日 甲子園)
昨秋の明治神宮野球大会準々決勝では、浦和学院に0―10の6回コールド負けだったので、その雪辱を果たしたことになったんですね。
投げては大沢投手が、9安打を打たれるものの粘りのピッチングで、1点で押さえてのナイスピッチングでした。
これで、見事に決勝進出となったわけですが、東海大四としては初、北海道勢でも1963年に準優勝した北海以来、52年ぶりとのことです。ちなみに、夏に連覇した駒大苫小牧は、春は振るわなかったんですね。
参考ニュース:東海大四、北海道勢52年ぶり決勝進出!大沢が9安打1失点の粘投! (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
東海大四のこれまでの試合をまとめておくと、
1回戦 豊橋工(愛知)0―3東海大四 (3月26日 甲子園)
エース大沢が、3安打10Kで完封。
2回戦 東海大四3―2松山東 (愛媛)(3月28日 甲子園)
終盤に2点差をひっくり返しての逆転勝ちで、初の8強入り。
最初の2試合は、続けて21世紀枠との対戦だったんですよね。
準々決勝 高崎健康福祉大高崎(群馬)0―1東海大四 (3月29日 甲子園)
エース大沢の連投を避け、東海大四が権が先発し、5回から大沢がつないでの見事な完封リレーでした。
ということで、いよいよ迎える決勝の対戦相手は、敦賀気比(福井)です。
ちなみに、敦賀気比は2013年の選抜、昨年(2014年)の夏の甲子園でベスト4まで進んでいる強豪なんですよね。
北海道勢、北陸勢とも、勝てば選抜は初優勝となります(北海道は夏の優勝はありますが、福井は春夏合わせて初優勝ですね)。
さて、決勝は4月1日午後0時半に試合開始予定ですが、どうなるでしょうかね。
頑張れ、東海大四!
【2015.4.1追記】
東海大四は決勝で惜敗も大健闘の準優勝!
いや〜、ドキドキしびれる決勝戦でしたが、東海大四は惜しくも敗れて準優勝でした。
東海大四1―3敦賀気比(福井)(4月1日 甲子園)
初回に1点ずつとった後は、スコアボードに0(ゼロ)が並ぶ、緊張の投手戦でいい試合でした。
それぞれ、なかなかチャンスに1本が出ない展開でしたが、試合を決めたのは終盤の8回の裏、敦賀気比の松本選手のツーランホームランでした。
なんと、松本選手は、準決勝の大阪桐蔭(大阪)との試合で、2打席連続満塁ホームランという離れ業を成し遂げた選手ですが、ここでも試合を決めるホームランを打つなんて、ものすごい活躍ですね。
実は、8回表の東海大四の攻撃では、無死二、三塁のチャンスでスクイズが外されて失敗となり、無得点に終わったんですよね。
で、その裏のホームランでした。
それにしても、敦賀気比はいいチームでしたね。
初夏通じて福井県勢初、さらに北陸勢初の優勝となりました。おめでとうございます。
東海大四も頑張りました。北海道勢初の選抜優勝とはなりませんでしたが、見事な準優勝でした。
前評判はそうでもなかったと思うのですが、大沢投手を中心に、接戦をものにする粘り強い試合展開は見事でしたよね。
胸を張って北海道に帰ってきてください。
北海道は大盛り上がりでした。ありがとうございました!