アナログレコード回顧録記事ヘッダー

Mister Blues Is Back To Stay/ロバート・Jr.ロックウッド&ジョニー・シャインズ〜ロバート・ジョンソンと関わりの深い2人によるアルバム

実はMister Blues Is Back To Stay/ロバート・Jr.ロックウッド&ジョニー・シャインズロバート・Jr.ロックウッドジョニー・シャインズと紹介が続いているので、この順番でアナログ・レコードを手にした訳ではないのですが、話の流れで次はこのアルバムです。

ロバート・Jr.ロックウッド&ジョニー・シャインズ名義のこちら。

Mister Blues Is Back To Stay

この2人の名前と、一緒の写真がジャケットにあると、アルバムの内容は知らなくても手が出てしまいましたね。
1981年にRounderから発表されたもので、中古の輸入盤を手にしました。

ロバート・ジョンソンと関わりの深い2人ですが、この頃(1980年代に入って)は、実際に2人は活動を共にしていたようですね。

どちらもシカゴ・スタイルなんでしょうが、非常に先進的にサウンドを展開したロバート・Jr.ロックウッドに対して、ミシシッピ・デルタの香りを強く残すジョニー・シャインズといった構図でしょうか。

アルバムの内容としては、ヴォーカルはロックウッドが4曲、ジョニー・シャインズが5曲とっていて、ロックウッドのインストが2曲収録されています。

クレジットを見ると、ギターを弾いているのはロックウッドだけのようですね。
ソロといいカッティングといい、いかにもの独創的で職人的な演奏を聴かせてくれています。

ただ、ちょっとギターにエフェクト(フェイザー系?トレモロ系?)かけ過ぎですかね(笑)、特にA面。
バンドは他にサックス2本、ピアノ、ベース、パーカッション、ドラムス、そして曲によってハープといったところで、全体的にはロックウッドのギターとあわせて、洗練されたよりジャズっぽい演奏です。

各曲詳細については省きますが、前述したように、ロックウッドの曲は、リズムとか進行を凝った曲が多く、対してジョニー・シャインズの歌と曲は、やはりデルタ発のモダンなシカゴ・スタイルといった趣ですね。

どうなんでしょうかね、このアルバム。
ほとんど評判も聴きませんし、ジャケットを目にすることもありません。
2人の当時としての現在進行形の演奏を充分楽しめますが、ちょっとインパクトに欠けるんですかね。

※ロバート・ロックウッド・ジュニアは言い慣れないので、今まで通りにしてます。
※この記事のカテゴリーはRobert Jr. Lockwoodにしています。ジョニー・シャインズのアナログレコードは1枚しか所有してないので、その記事はこちらをそうぞ。
→「Johnny Shines and Company/ジョニー・シャインズ〜“ジョンソンを現代に伝える男”による、ミシシッピ・デルタとシカゴ・スタイルを織り交ぜた内容のアルバム | ローカルブロガーのメモ帳

※いつものようにAmazon.co.jpのアソシエイトプログラムでCDを紹介しようと思ったのですが、見つけられませんでした。

◆iTunes StoreでRobert Jr. Lockwoodをチェックする。
◆iTunes StoreでRobert Lockwood, Jr.をチェックする。

◆iTunes StoreでJohnny Shinesをチェックする。

※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.18)



アナログレコードストア | Amazon.co.jp ミュージック