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ザ・ベスト・オブ・リトル・ウォルター〜ブロウするアンプリファイド・ハープは圧巻の迫力かつ繊細。メンバーも豪華なシカゴ・ブルースの名盤

ザ・ベスト・オブ・リトル・ウォルターシカゴ・ブルース、アンプリファイド・ハープ、マディ・ウォーターズ。
どれにも欠かすことの出来ない名前、リトル・ウォルターです。

若い時は、ギター中心でアナログレコードを探していたものでしたが、さすがにこの人のこのアルバムは、見つけた時はすぐに手にしました。

The Best of Little Walter

元の発売は1958年で、手にしたのは1986年再発の輸入盤です。
チェス時代の代表曲を収録した名盤で、録音は1952年から55年にされたものです。

いくつかのセッションごとにメンバーが変わっているのですが、とにかくどれも素晴らしいメンバーなんですよね。
曲は年代順には並んでないのですが、全12曲。

以下は裏ジャケットの情報によります。
1952年のインストの大ヒット曲「Juke」(B面1曲目)は、マディとジミー・ロジャースらと、スウィング感たっぷりのブルースを聴かせてくれます(基本的にマディのバンドということですね)。

1954年のこれもヒット曲の「My Babe」(A面1曲目)は、ロバート・Jr.ロックウッドやウィリー・ディクソンらとです。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
先日、このブログでも登場したロバート・Jr.ロックウッドのバッキングは何曲かで聴くことが出来ますが、やっぱり職人ですね。

上記それぞれのメンバーでの数曲の他、ジ・エイシズのメンバー、ルイス・マイヤーズ、デイヴ・マイヤーズ、フレッド・ビロウを従えての「You’re So Fine」「Blues With a Feeling」「Off the Wall」等は安定感の上にもご機嫌な演奏を聴く事ができます。完璧!

先程の有名な「Juke」等のインストが4曲ありますが、ヴォーカルも、ちょっとそっけなくも色気があっていいですね。

1950年代、黄金のシカゴ・ブルースを支えた、いや中心的役割を担ったと言っても良い、リトル・ウォルターのアンプリファイド・ハープ。

そのブロウするハープは、圧巻の迫力、繊細なテクニック、抜群のスウィング感。最高です。

そして、もちろん、マディのブルースにも欠かせない存在ですね。
う~ん、まるで何かの受け売りのような文章ですね。実際あちこち参考にしましたが(笑)

とにかくこのアルバム、このハープは凄いです。
ブルース・ハープだけではなく、ブルース・バンドの手本のようなアルバムですね。

1930年5月1日生まれ、1968年2月15日に37歳の若さで他界してます。

◆iTunes StoreでThe Best Of Little Walter – Little Walterをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.19)


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