今の若い人は「カセットテープ???」という感じでしょうかね。
そこで、このブログでも時々話が出てくるカセットテープの話をちょっと。
今でこそ、パソコンやら携帯オーディオプレーヤーに膨大な曲数を残しておけますが、私が少年の頃はアナログの時代ですからね。
アナログ・レコードも安い物ではなかったので、そうそう欲しいものを手にできるわけではありませんでした。
となると、音楽の世界を広げていくには、当時あったレンタルレコード屋さんから借りてきたり、友人とレコードを貸し借りすることになります。そして時にはラジオのエアチェックです(レンタルレコードについてのつぶやきはこちら:レンタルレコードの思い出)。
その時に、再度聴くために録音するとなると、その手段はカセットテープだけだったんですよね。
購入するアナログ・レコードは、色々聴きたいので、持っているカセットテープとは重複しないようにしたものです。
このカセットテープなんですが、結構かさばってしまい、気がつくと録音したものがどんどんたまってきて、場所もかなり占領する事になるんです。
私も一時、本数が数百本(千本くらいあったかも)になってしまい、置き場所にかなり苦労しました。
ただ、次第に大人になってくると、カセットテープで持っているアルバムをCDで購入し直したり、引越のたびにあまり聴かなくなったカセットテープから順に廃棄していったり、更に、テープですから時間と共に劣化してきて、テープが伸びてきて、再生すると回転数が一定しなかったり、最後には再生不能になったりして…
で、徐々にその本数も減ってきて、実は今でも手元に残っているのは数十本だけです。
結構、そういう人は多いのではないでしょうかね。
パック売りのカセットテープを買い込んで、一生懸命録音していた頃が懐かしいですね。
本当に、随分とお世話になったものです。カセットテープ。
今考えてみれば、そのカセットテープでしか聴く事がなかったアルバムもかなりの数あったと思います。
捨ててしまったのは、ちょっともったいなかったな~
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.30)