レンタルレコードの思い出

今やレンタルCDというのもあまり流行っていないのだろうが、昔(ちょうど子供のころ)は、アナログレコードを貸し出すレンタルレコードなるものに、随分とお世話になったものです。

今考えると、アナログレコードを不特定多数に貸し出すというのは、かなり勇気のいることだったろうし、借りるこちら側もキズを付けないように慎重に取り扱ったりと随分と気を使ったものです。

反対に借りてきたレコードがキズだらけだったりしたらがっかりで、自分の持つのが安物のプレーヤーであっても、レコード針のダメージを気にしたりしてましたしね。

レンタルレコードが始まった頃は、著作権問題がクリアされてなく、色々問題になっていたと記憶しているけど、当時、2,500~2,800円したLPレコードを購入するのは、子供の小遣いではあまりにも高価すぎたので、著作権問題は大人たちに任せておいて、とにかく借りまくっていた記憶があります。

ほんと、音楽を聴きだしたころに、ちょうどレンタルレコード屋が市内にできたんですよね。
このレンタルレコードというのは音楽、特に洋楽に飢えていた少年たちには、本当にありがたかったですね。

そして、それらは借りてくると、まずはカセットテープに録音

この頃の年代の音楽好き少年たちは、とにかくカセットテープを一杯持っていたような気がします。

ただ、どうしても欲しいレコードというのがあって、それだけは小遣いをためて買いに行ったものです。
というか、本当はあれもこれも欲しいんだけど、悩みに悩んで、一枚を選ぶ、といった感じでしょうか。

なので、そうして買ったレコードというのは特に愛着があって、レコードの溝はすり切れるまで聴いているし、ジャケットは扱いすぎてボロボロになっているし…けど、なかなかアナログレコードは手放す事ができないんですよね。

※そんなアナログレコードを引っ張りだしてきて久しぶりに聴きつつ、当時を思い出しながら書いたレビューをカテゴリー「アナログレコード回顧録」にまとめてます。
お気に入りのアルバムがあったら、是非、読んでみてください。

※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです