サッカーW杯カタール大会 アジア最終予選 日本代表対中国代表 テレビ観戦記(2021.9.8)

サッカーW杯カタール大会 アジア最終予選 日本代表対中国代表

キックオフ:2021年9月8日(水) 0:00
試合会場:ハリファ インターナショナル スタジアム(カタール)

サッカーW杯カタール大会 アジア最終予選、グループB第2節の中国代表との試合です。

初戦のオマーン戦を全くいいとろなしで0-1という、まさかの敗戦を喫した日本代表。前回のロシア大会のアジア最終予選初戦でUAEでの敗戦に続いて、2大会連続で初戦を落とすことになってしまい、この中国との一戦は、いきなり絶対に負けられない試合となってしまいました。

この試合は、中国のホーム試合なのですが、中国国内の新型コロナウイルスの対策で、厳しい入国制限が行なわれているということで、中立開催地のカタール・ドーハで行われています。

先発メンバー

GK 12 権田修一
DF 3 室屋成/DF 22 吉田麻也/DF 16 冨安健洋/DF 5 長友佑都
MF 6 遠藤航/MF 7 柴崎岳
MF 14 伊東純也/MF 17 久保建英/FW 18 古橋亨梧
FW 15 大迫勇也

メンバーについては、移籍交渉を行なっていた影響で、冨安健洋と守田英正の合流が遅れ、オマーン代表戦には出場できずに中国戦からの合流。板倉滉は怪我の影響でオマーン戦前に離脱して、昌子源が追加招集されてます。
また、酒井宏樹はオーバーワークを考慮して、オマーン戦後に代表離脱し、南野は怪我でオマーン戦にはベンチ入りしたものの出番はなくて、中国戦を前に日本代表から離脱。オナイウ阿道が追加招集されてます。

対する中国は、5バックのようです。

試合観戦記

序盤は両チームとも静かな立ち上がりですが、前半5分、中国の選手が負傷で交代ですね。

日本はDFラインでボールを回して様子見で、徐々にサイドから前へボールを運び、クロスをあげるようになり、ゴール前にも迫るようになってきました。この試合はプレーに気持ちと積極性が見られます。日本が攻勢をかけ始めましたね。

前半23分、久保の右からのシュートは左ポストに跳ね返されました。惜しい〜!!

それにしても、中国は思いっきり引いて、自陣ゴール前をガチガチに固めてますね。ここまで消極的とは…。であれば、この時間帯に先制したいですね。ここで点数が入らないと、また難しい試合になってしまいそうです。

けど、いかに崩すかが問題。ミドル・シュートなども欲しいところですが、打っても枠にとびません…

前半38分、久保のいいミドル・シュートを相手GKが弾いたこぼれ球を、伊東がGKを避けるようにボールを横の大迫に出すも、大迫が目の前のボールを決められず。これは結局王オフサイドの判定ながら、これは決めないと!!

しかし、40分、伊東が右から仕掛けて相手を振り切ってあげたクロスを大迫が飛び蹴り風に合わせてゴーーール!!
さすが大迫、今度は決めました。そして、日本はようやく先制点です。前半中に得点できたのは大きいですね。

前半はこのまま1-0で折り返します。

前半は一方的な試合展開ながら1得点のみ。日本は右からの崩しが多いですが、左の古橋をもっと使いたいですね。なかなか長友との効果的な連携が見られませんでしfた。守備を固めた中国はカウンター狙いなので、そこのみケアできれば、といった感じでした。

後半開始からのメンバー交代はなしですが、後半4分、古橋が傷んで交代。ちょっと心配ですね。代わって原口入りました。
古橋→MF 8 原口元気(後半5分)

少し中国にボールが渡るようになってきましたね。なんだか日本の動き、前への推進力が鈍くなってきました。ここはペースを落とすんではなくて、追加点を取りに気持ちを見せてもらいたいですね。

後半17分、中国3枚替えで4バックになりましたね。さすがに前半のように一方的にはなってないので、前半と違って、中国の攻撃にも注意です。

後半29分、右から久保が持ち込み、マイナスの折り返しをダイレクトで合わせた遠藤のシュートは左に外れます。う〜ん…

伊東→MF 9 鎌田大地(後半31分)

後半は横パスが多いですね。もどかしいですね。縦への攻撃の意思があまり見られません。交代で入った鎌田は他とのコンビネーションが合いませんね。どうしたかな

なかなか効果的な攻撃ができないまな、時間が過ぎていきます。対して、大きなピンチはほぼありません。
解説の岡田さんが、疲れの見れる大迫を変えて、鎌田を前に出してもって言ってたのですが、なるほどですね。替えてくれないかな。

長友→DF 4 佐々木翔(後半43分)

試合は結局、このまま1-0で終了。日本は最低限の勝ち点3を獲得しました。いや、ほんと、最低限ですね。

おわりに

終わってみれば、最後は1点差をなんとか守りきったという、前半とは打って変わった後半、そして、どちらかというとハラハラした終盤でしたが(実際は危ないシーンはなかったんですけどね)、何はともあれ勝ち点3です。

ただ、内容的には中国が全く出てこなかった前半にもう何点か欲しかったですし、後半はなんとも物足りなかったですね。

今回のパフォーマンスを見る限り、原口、長友に以前のような勢いが見られませんでしたね。前線は候補が揃ってますが、現状、長友の代わりとなる左SBとなると、まだまだ候補は少ないのかな。

伊東はよかったですね。思い切ったドリブルはいつも魅力的です。そして、違いを見せていたのは、やっぱり久保でしょうか。守備を固める相手に対して、ドリブルや細かなパスで攻撃のきっかけ生んでいました。ただ、結局、シュートは決まらず…

移籍したセルティックで好調の古橋は、再度でどうも特徴を生かせてなかったようですが、何より怪我がちょっと気になります。

ボランチの柴崎や交代で入ったものの見せ場がなかった鎌田は、コンディションの問題なのか、今ひとつのできでしたね。

何はともあれ勝ち点3を手にした日本代表。次は10月7日(木)のサウジアラビア代表(アウェー)、10月12日(火)のオーストラリア代表(ホーム)との対戦という、強豪相手の厳しい、そして重要な試合が続きます。

けど、ここを乗り越えなければワールドカップが遠のきます。所属チームでコンディションを上げて、10月の2試合に臨んでもらいたいですね。応援してます。

※参考:サッカー代表 – 中国vs.日本 -テキスト速報 – スポーツナビ

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