サッカー日本代表の中心を担う海外勢の状況が心配〜9月のある週末の日本人選手の出場状況まとめ

サッカーでは、今や多くの日本人選手が、ドイツのブンデスリーガを始めとした海外に出ていて、週末ともなれば日本人選手の活躍のニュースや映像を楽しみに待っている…、はずなんですが、なにやら最近、ちょっとその雲行きが怪しいですね。

例えば、9月のある週末(23日〜25日)の主な日本人選手の出場状況をまとめてみると…

《ドイツ》
香川真司(ドルトムント)出場せず
長谷部誠(フランクフルト)出場せず
武藤嘉紀(マインツ)出場せず
宇佐美貴史(アウグスブルク)出場せず(ベンチ外)
酒井高徳(ハンブルガーSV)フル出場
原口元気(ヘルタ)フル出場
大迫勇也(ケルン)先発途中交代 1得点
浅野拓磨(2部シュトゥットガルト)先発途中交代
細貝萌(2部シュトゥットガルト)フル出場

《イングランド》
岡崎慎司(レスター)出場せず
吉田麻也(サウザンプトン)出場せず

《イタリア》
本田圭佑(ACミラン)出場せず
長友佑都(インテル)出場せず

《スペイン》
乾貴士(エイバル)出場せず(ベンチ外)
清武弘嗣(セビージャ)出場せず

《フランス》
酒井宏樹(マルセイユ)フル出場
《オランダ》
ハーフナー・マイク(ADOデンハーグ)フル出場
小林祐希(ヘーレンフェーン)フル出場
太田宏介(フィテッセ)出場せず
《オーストリア》
南野拓実(ザルツブルク)途中出場
《スイス》
久保裕也(ヤング・ボーイズ)途中出場

といった具合で、現在の日本代表の中心を担っている選手たちは軒並み先発落ちで、しかも試合にも出れてません。現在の日本代表で出場したのは、SBのダブル酒井と原口、浅野くらいでしょうか。ただ、現在、代表に呼ばれてない大迫は、2試合連続ゴールと結果を残してますね。

コンディションとか監督の戦術とかターンオーバーの状況とかまでは把握しきれてませんが、続けて出てない選手も多いですし、ここまで日本人選手が出てないと、ファンとしてはがっかりです。

確かに海外での経験は、Jリーグにいては味わえないようなくらいに大きなものなのでしょうが、それも試合に出てこそでしょうから、この状況は日本代表にとっても危機的な状況ですよね。

現在はロシアW杯のアジア最終予選真っただ中で、日本代表候補の中心となる海外組の選手たちがこの状況だと、試合勘なども含めて心配です。

ただでさえ、香川、本田、長友、長谷部の衰えはここずっと指摘され続けているので、世代交代も含めて何か対策が必要なところでしょうが、何せ“最終”予選ですから、ハリルホジッチ監督も思い切ったことは、なかなかやりにくいでしょうか…

まずは、次の10月の日本代表のアジア最終予選です。10月6日にホームでイラクと、10月11日にアウェーでオーストラリアとの試合があります。

その2試合を戦う日本代表メンバーには、こうなると、調子の良い原口を先発にするのはもちろん、大迫を是非呼んでもらいたいですね。半端ない大迫に期待してしまいます。

ハリルホジッチ監督のメンバー選考に注目したいと思います。