ロシアW杯最終メンバー発表直前!!サッカー国際親善試合 日本代表対ガーナ代表 テレビ観戦記(2018.5.30)

ハリルホジッチ前監督の電撃解任を受けて、西野朗氏が新監督に就任したサッカー日本代表の初戦にして、W杯最終メンバー選考直前強化試合ですね。対戦相手はガーナ代表です。

キリンチャレンジカップ2018
サッカー国際親善試合 日本代表対ガーナ代表

キックオフ:2018年5月30日(水) 19時25分
試合会場:日産スタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

ハリルホジッチ前監督の電撃解任後、西野新監督になって最初の試合です(といってもこれで、ロシアW杯の最終メンバーを選考するんですが…)。

結局、この段階での代表メンバーに大きな変更はなく、ほぼ前監督が色々と試した中から、経験のある選手中心に揃えた感じですが、西野監督がこの短い期間でどのようなサッカーを見せてくれるのか、何と言っても話題の3バックが、どこまで機能するかが注目ですね。

長谷部がいたからこそ実現した感もあるその3バックシステムですが、ボランチにある程度の人材が揃っているのと、長友が好調なのが、実現に向けて好材料だったかもしれませんね。

この試合で怪我からの回復状況などのコンディションが気になるのが、岡崎慎司や乾貴士、香川真司といったところですよね。コンディションの見極めといっても、もうこの1試合で決めないといけないので、西野監督が現状のコンディションから素直に選ぶのか、回復するだろう期待値を含めて選ぶのか。

監督交代が劇薬となって、選手たちのメンタルをいい方向に導いてくれていることを期待しつつ、ワールドカップ本番にも期待を持てる内容を見せてもらいたいですね。

ちなみに、対戦相手のガーナはロシアW杯の出場を逃しています。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 1 川島永嗣
DF 22 吉田麻也/17 長谷部誠/20 槙野智章
MF 8 原口元気/18 大島僚太/MF 16 山口蛍/長友佑都
MF 4 本田圭佑/11 宇佐美貴史
FW 15 大迫勇也

きました、3-4-2-1の3バックですね。
前線の本田と宇佐美はツーシャドウといった感じで、ウイングバックは長友と原口、中盤は大島と山口が入りました。

試合観戦記《前半》

開始早々、日本の3バックのサイドのスペースを使われてましたが、このシステムで試合通してどう対応するかも注目かな。

日本は、前半4分に長友の上がりからの早めのクロスが大迫に渡り、無理な体勢ながらも大迫が放ったシュートが、日本のファーストシュートでした。

前半7分、槙野がゴールほぼ正面のペナルティエリア手前で相手選手を倒してFKを与えると、これを直接決められ、日本、先制を許します(前半8分)

このFKは低いボールで、日本の壁に開いた隙間を鋭く通して決められましたね。川島の指示ミスか壁のミスか…。もったいないですね。

序盤の日本は細かなパスがなかなか通らないものの、大きなサイドチェンジで攻撃にリズムを作りつつありますね。

守備に関しては、この段階では、システム云々以前に、やはりガーナのスピードに苦労してますが、中盤でボールを保持されると、ウイングバックが下がり、5バック気味になるせいか、中盤が薄くなってボール奪取にいけないですね。

前半27分に原口への長いスルーパスが通りましたが、やはり、タイミングよく上がった両ウイングバックにパスが通ると面白いですね。

前半32分の本田のFKは、ゴールにはならなかったものの、可能性のある久々にいいFKでした。その他のプレーを見ても本田のコンディションは良さそうですね。

その後、日本は中盤でボールを回せるようになっても、なかなかボールをゴール前まで運べず、前半はこのまま0—1で折り返します。

各選手の動きはまずまずに見えましたが、さすがに連携にギクシャクしたとこがあり、相手陣内での効果的な崩しなども見られず、攻撃の形ができませんね。

試合観戦記《後半》

後半開始からのメンバー交代は3人。
原口→DF 21 酒井高徳
宇佐美→MF 10 香川真司
大迫→FW 13 武藤嘉紀
システムそのままですね。

後半始まってすぐ、山口からのクロスに、まずは武藤が挨拶がわりのヘディングシュートを見せてくれました。

香川はまずはコンディションに注目ですが、後半立ち上がりから、積極的に攻撃に絡み動きも良さそうですね。

全体的に日本の攻撃のリズムが出てきたかと思ったのですが、後半5分、ガーナのゴールキックの流れからDFの裏へシンプルにパスを出されると、浮き玉に長谷部と相手選手が競り合っているところに飛び出してきた川島が、相手選手を倒してしまいPKを与えてしまいます。

これを決められ、0—2とリードを広げられます。

後半立ち上がりからいい感じだっただけに、もったいなかったですね。

これで日本が流れを手放してしまいましたね。2点リードとしたガーナはしっかり守って、日本が前がかりのところ、スピードを生かしたカウンターといった流れになってます。

う〜ん、どうにも中盤の山口にミスが多いですね(というか、このポジションはミスが目立つ)。

後半14分に2人交代です。
本田→FW 9 岡崎慎司
山口→MF 7 柴崎岳
ツートップになって、香川がトップ下に入りましたね。

後半途中から、ガーナは疲れもあるでしょうが、リードしていることもあり、ほとんど攻撃を仕掛けることはなく、日本がボールを保持する時間が長くなったものの、なかなか守りを固めた相手を崩せないのは、以前と一緒です。まあ、得点力不足はメンバーもそれほど変わってないですし、そうはすぐに解決しないですね。

長谷部→MF 27 井手口陽介(後半31分)
この交代で、4バックにしました。

右に入った柴崎と酒井高徳サイドからの攻撃を続きましたが、なかなかシュートまで持っていけません。が、柴崎は周囲がよく見えている感じでしたね。酒井も積極的に上がってました。

4バックになって、効果的といえる攻撃はできてません。ツートップのコンビネーションもいまいちで、岡崎は見せ場が皆無ですね。

結局、最後まで日本の見せ場は訪れず、このまま試合は0—2で終了。
日本、ガーナに完敗です

おわりに

いや〜、寂しいですね。

W杯前の国内最後の壮行試合とも言える試合だったのですが、監督交替後の初戦でもってメンバー最終選考となる試合で、攻撃はいいところなく2失点で完敗。

新監督のもと、各選手もチームとしてもまだまだ手探りといった印象が強く、とてもワールドカップを戦うチームにはなってないですね。

各選手について…というか、そもそもチームとして結果が出なかったので、各選手の出来は総じて悪かったということですが、中では長友はクロスの精度は今ひとつでしたが、ウイングバックとしての動きは良かったですね。

もう一方のウイングバックとして起用されている原口は、運動量はいいのですが、強豪相手に押し込まれることを考えると、DFラインでの守備時の対応に不安が残ります。

そのほか、気になった選手としては、決定的な仕事はできなかったものの、宇佐美や本田はコンディションは良さそうでしたね。あと、武藤も必死さは伝わってきました。コンディションが気になっていた岡崎は、ほとんど見せ場がなく、まだ厳しいのかな。

それと、香川ですよね。後半に入ってきてすぐは積極的に攻撃にからんでましたが、決定的な仕事はできず、その後は特に見せ場はなかったですが、西野監督の評価はどうだったでしょうかね。

中盤は西野監督のファーストチョイスと言われている山口が、ミスが多くて不安を残します。スペインで試合に出ていない井手口は、やっぱり動きも判断も今ひとつで、危険なミスもしていたので、ちょっと厳しいかな。

守備の3バックは、この試合はガーナがほとんど攻撃に出てこなかったので、一見、大きく崩されたようには見えなかったですが、PKを取られたシーンなども含めて、こればっかりは3人を固定して、連携を高めていくしかないでしょうね。あまりに急なシステム変更なので、すぐに対応するのも難しいでしょうからね。

ということで、明日、というかもう日付が変わっているので、本日31日、最終メンバーが発表になります。

西野監督がどんなメンバーを選ぶのか、個人的にはガーナ戦で出場しなかった、ちょっと負傷報道があった乾が気になるところですが、最終メンバーの発表は31日16時からです。

個人的には、ガーナ戦を見ていて、やっぱりアグレッシブなプレーを見せてくれる、中島がメンバーに欲しいんですけどね…

※参考:日本 vs. ガーナ(国際親善試合) テキスト速報 – ロシアワールドカップ特集 – スポーツナビ

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