EAFF E-1 サッカー選手権 2017 日本代表対中国代表 テレビ観戦記(2017.12.12)

先日から始まった、東アジアの4ヶ国で争われる「E-1サッカー選手権」。
初戦に勝利した日本代表の、2試合目の対戦相手は中国代表です。

EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会
日本代表対中国代表

キックオフ:2017年12月12日(火) 19:15
試合会場:味の素スタジアム

※参加国は日本、韓国、中国、北朝鮮で、予選が行われているので(北朝鮮が勝ち上がり)、本大会が決勝大会という位置付けです。

先発メンバー

GK 1 東口順昭
DF 22 植田直通/DF 6 三浦弦太/DF 3 昌子源/DF 21 山本脩斗
MF 10 大島僚太/MF 17 今野泰幸/MF 7 倉田秋
FW 14 伊東純也/FW 11 小林悠/FW 13 土居聖真

今大会の日本代表は、国内組のみ(浦和の選手はクラブW杯で不在)で構成されているので、初代表や代表経験が浅い選手が多く、今日の試合でも、三浦、植田、山本、土居の4人が代表デビューとなってます。

それにしても、ようやく代表デビューとなった植田が、本職CBではなくてSB起用とは驚きました。

その他、初戦でそのスピードがかなり魅力的だった伊東が先発ですね。あと、久しぶりの大島(背番号10です)も楽しみです。

対する中国は現在、マルチェロ・リッピ監督なんですよね。
若手主体のメンバーのようですが、フィジカル的にも強いとのことで、球際と高さは要注意です。

試合観戦記

試合開始から、日本はポールを保持し、リズムよく動かすこともことができ、スピードを生かした裏への飛び出しやサイドからの攻撃も時折みられて、いい序盤です。

ただ、中国のロングボールやサイドからのクロスは、高さががあるので脅威ですね。

前半26分過ぎ、大島が左足の太ももの裏を抑えて、ピッチに倒れこんでしまいました。
どうやら、シュートの時に痛めたようで交代です。代わって井手口が入りました。
大島→MF 2 井手口陽介(前半30分)
大島は、ここまで中盤でボールを効果的に散らして、なかなか期待を持たせるプレーを見せていたので残念です。

時間とともに、中国が日本に慣れてきたのか、日本のボールが繋がらなくなってきました。連携が悪いのかパスミスも目立ちます。

すると、流れは中国に向きはじめ、前半30分頃からは、ボールがことごとく中国に渡るという時間帯になります。自陣でボールを奪っても、つなぐことができず、ことごとく中国ボールになってしまいます。

それでもなんとか決定的なシーンは作らせず、前半最後のプレーで日本が中国ゴール前まで迫るシーンはあったものの、どちらかというと中国ペースで、スコアレスのまま前半は終了です。

後半が始まると、日本は立ち上がりから積極的に攻め込みます。

後半2分に倉田が強烈なシュートを放つもクロスバーの上。後半6分にも、日本がゴール前に迫る連続攻撃がありましたか、これは相手DFに阻まれます。

しかし後半11分に、中国選手に中央を抜けられてゴール前でシュートを打たれ、これは東口のファインセーブで得点を許さなかったものの、そのすぐ後にも中央からフリーでシュートを打たれるという(これは枠の上)、ちょっとピンチが続きます。

中国はフィジカル的に強いせいか、一度攻撃のスイッチが入ると、なかなか止められません。加えて、右サイドの選手(日本の左)のスピードがすごく、ちょっと狙われているかな。

後半は、攻守の切り替えの多い試合展開になってきてますね。

後半30分、伊東→FW 9 川又堅碁
伊東のスピードは本当に魅力ですね。ただ、もっともっと積極的に行ってもらいたいです。
ツートップかと思ったけど、すぐに小林か右に入って、川又のワントップになりました。
後半37分、土居→FW 18 阿部浩之

なかなかゴールを割れない日本でしたが、後半39分、中央で倉田が縦にパスを送ると小林がフリックし、受けた川又が放ったシュートはDFに防がれるも、こぼれ球に小林が反応。一度GKに弾き出されるも、再び小林がそのボールをゴール右の角度のないところから反転しながら左足を振り抜くと、これがゴールネットを揺らしてゴーーール!!

日本、待望のゴールは、小林の代表初ゴールでした。粘り強くボールを追いかけた上での難しい体勢からのゴールは、さすがJリーグMVP、得点王!!
そして、この得点シーンは川又の粘りも効いてましたが、川又はフォジカルが強くで、ボールがおさまりますね。

さらに後半43分、相手陣内のセンターサークルをやや超えたところで、昌子がトラップから思い切って放った超ロングシュートが、見事にゴールネットを揺らしてゴーーール!!
昌子の意表をつくものすごいロングシュートで、日本2—0とリードを広げます。

このまま、無失点でケームを終わらせたいところでしたが、アディショナルタイムの後半48分、山本がペナルティエリア内でドリブル入ってきた相手選手を倒してPKを与えてしまい、これを決められ2—1となります。
そもそも、その前で中盤のパスミスをカットされてからのカウンターでしたね。

このまま試合は2—1で日本の勝利で終了。
最後の失点は余計でしたね。

おわりに

最後の余計なPKで、なんともスッキリしない終わり方になってしまいましたが、まずはしっかり勝ち切って、初戦に続いて連勝となりました。

W杯ロシア大会に向けて、国内組のアピールの場ともなっているわけですが、この2試合で個人的に目に留まったのが、身体が強くてボールが収まる川又、スピードが魅力の伊東、攻守に運動量が落ちずようやく決定力も見せてくれた小林といったところでしょうか。

それと、この試合で、CBが本職の植田がSBで頑張っていて、パスミスなどあったものの、時折、素晴らしいクロスやタイミングのいい上がりもありました。CB・SB両方で起用できると、チームとしても大きいですが、ハリルホジッチ監督はどう考えてるでしょうかね。

あと、この試合終盤の今野のゲームコントロールは効いてましたね。さすが経験豊富です。
残念なのが大島の負傷ですね。心配です。

さて、「E-1サッカー選手権」は残すところ、12月16日(土)の韓国代表との試合です。
ここはしっかり勝って優勝を決めてもらいたいですね。

※参考
サッカー日本代表 – 日本vs.中国 -テキスト速報 – スポーツナビ
EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

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