サッカー国際親善試合 日本代表対ウクライナ代表 テレビ観戦記(2018.3.27)

今回のサッカー国際親善試合はベルギー遠征で2試合行われますが、最初に試合のマリ戦に続く2試合目は、ウクライナ代表との試合です。

サッカー国際親善試合 日本代表対ウクライナ代表

キックオフ:2018年3月27日(火) 21時20分(日本時間)
試合会場:スタッド モーリスデュフラン(ベルギー)

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

この日のウクライナとの試合は、仮想ポーランドとなるわけですが、FIFAランキングで日本の55位に対してウクライナは35位と、ウクライナはワールドカップ出場を逃しているものの、実力的には格上ともいえる対戦相手で、現在の立ち位置を再確認するのにはいい対戦相手ですね。ちなみに監督はあのシェフチェンコです。

前のマリとの試合で、アフリカ特有の身体能力の高さに加えて、組織力でも見劣りしてしまい、なんとか終了間際の中島のゴールで引き分けに持ち込んだものの、迫っている本番に向けて不安ばかりが多くなる内容となってしまいました。

最終メンバー生き残りに向けて、アピールの必要な各選手ですが、この試合では、なんとか希望を持たせてくれるような、気持ちのこもった試合を見せてもらいたいですね。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 1 川島永嗣
DF 21 酒井高徳/DF 22 植田直通/DF 20 槙野智章/DF 5 長友佑都
MF 16 山口蛍/MF 7 柴崎岳/MF 17 長谷部誠
FW 4 本田圭佑/FW 9 杉本健勇/FW 8 原口元気

植田はこれまで右SBで使われたことがありますが、ようやく本職のCBでの起用ですね。
この試合では、柴崎に注目しています。

試合観戦記《前半》

前半立ち上がり、いきなりサイドを崩されてましたが、各選手の出足はまずまずよくて、あと、距離感がいいのか、狭いスペースでもボールが比較的繋がってます。

両サイドの原口と後ろの長友、本田と酒井高徳といった代表経験の長い選手たちは、連携をとるのにお互いに慣れているかもしれませんね。

ただ、前半10分に酒井高徳がハイボールに合わせそこない、裏を取られたシーンは危なかったですね。集中してもらいたいです。と言っていたら、前半16分にはサイドからの早いセンタリングが酒井高徳の体に当たって、あわやオウンゴールというシーンもありました(汗)

両リームとも中盤がコンパクトで、展開も早く、なかなかしまった試合になってます。

しかし、ウクライナに攻め込まれると、自陣でなかなかボールが奪えないシーンが増えてきました。

すると、前半21分、ボールを回されながら逆サイドに振られると、マークが完全に剥がされてしまい、フリーでミドルシュートを放たれると、選手に当たってコースも変わり、ゴールネットに突き刺さって先制を許します。どうやらDF植田の頭に当たったようですね。

この時間帯は、ウクライナが日本のペースに慣れてきたのか、中盤でうまく日本のプレスをかわしてボールを回してくるようになっていて、つまりは日本はマイボールにできません。

マイボールにしてもウクライナにスペースを埋められ、プレスも早くて、ボールを前に運べません。ウクライナ、うまいです。

反対に、日本のパスミスや前がかりになたったところでボールを奪われると、うまくボールを回されて、ゴール前まで運ばれるシーンが結構ありましたが、守備陣がなんとか踏ん張っているので、守備はこのまま集中してもらいたいですね。

すると、前半41分、左サイドからの日本のFKのチャンスでキッカーは柴崎。このFKから槙野がヘディングでうまく合わせて、ゴーーール!!

柴崎のボールも良かったですし、槙野もうまく合わせました。これで1—1の同点に追いつきました。

日本がいい時間帯に追いつき、前半は1—1で折り返します。

そういえば、なかなかトップの杉本にボールがおさまりませんね。あまり効果的な攻撃の形が作れてないので、何かもう一工夫が必要ですね。

試合観戦記《後半》

後半開始からのメンバー交代はありません。

後半立ち上がりは、日本の前線からのボールへの寄せがちょっと甘いようで、ウクライナに自由にパスを展開されてますね。もともとウクライナの選手たちはボール扱いもパスワークもうまいので、こうなると、なかなか日本ボールになりません。

杉本→FW 13 小林悠(後半11分)
杉本は、動き出しが少ないのかボールがなかなか入らず、プレスもやや甘くてちょっといいところがありませんでしたね。小林は前の試合でトップ下だったので、ワントップの起用は楽しみですね。

小林がなかなか気合が入ってますね。アグレッシブに動いて、そのせいでリズムが変わったか、日本にも少し勢いが出てきました。

本田→FW 14 久保裕也(後半19分)
本田はためは作れましたが、攻撃で効果的なプレーは見せることができませんでしたね。

いや〜、やっぱり日本がボールを持っても、なかなか前を向いてプレーさせてもらえません。

すると後半24分、ウクライナに左サイドから崩されて、低いクロスが流れたところにフリーで走り込んだ選手が直接シュートを放つと、これがゴールネットを揺らして、ウクライナが追加点で再びリードします。
サイドで2人抜かれてしまいましたが、もう少し、粘り強く対応してもらいたかったですね。

その後もパスの出しどころがないのか、出してもパスミスも多くて、日本はボールがつながりませんね。
う〜ん、動きが少ないのかな。疲れてきているのかな。負けているので、ここは踏ん張って、走ってもらいたいですね。

柴崎→FW 18 中島翔哉(後半34分) 中島はトップ下に入りました。
長谷部→MF 26 三竿健斗(後半36分)

前がかりの日本に対して、カウンターを受けるシーンが何度か見られましたが、点を取りに行かないといけないので、これは止むを得ないですね。

中島が積極的にシュートを打つシーンがあって、残り時間は少ないですが、期待してしまいます。

原口→FW 11 宇佐美貴史(後半42分)

アディショナルタイムに中島の積極的なボールキープからFKを獲得。これを中島自ら蹴るもゴールならず。

試合はこのまま1—2で、日本の敗戦で終了しました。

おわりに

このウクライナ戦は、マリ戦よりはアグレッシブな姿勢を見せてくれましたが、結果は敗戦という厳しい現実。う〜ん、けど、ウクライナはいいチームでしたから、この結果は順当かな。

今回は選手のテスト的なところもあったようですが(この段階でまだテストを…という不安もありますが)、中島はこの試合も積極的にドリブルにシュートにという姿勢を見せてくれて、やっぱり旬の選手で期待してしまいます。

期待の柴崎は、この日は効果的なプレーはさほど見せられなかったかな。中盤ではやっぱり大島に期待してるんですが、前の試合の怪我の具合はどうだったのか、万全の状態で見たいのですが、もうそういう時間もないんですよね。

個人的に目に留まった選手が三竿で、なかなか展開力があって中盤の高いルーズボールには、上背があるので競り勝つこともできて、大型ボランチとして面白いですね。

CBについては、なんだかんだいって吉田に続くのは槙野かな。お調子者のイメージ(というかそのまま)ですが、得点もとってますし、プレーに気持ちを見せてくれるのがいいですよね。

ということで、今回のベルギー遠征の国際親善試合2試合は、1敗1分で終えましたが、このままではまずいですよね。メンバーもどうなるのか。

今回選ばれなかった選手の中には、怪我の吉田、香川、酒井宏樹、なぜか呼ばれなかった岡崎(負傷明けではありますね)に乾といった、明らかにレベルの高い経験のある選手たちが控えてます。

今後は5月30日にガーナとの親善試合があって、翌31日にメンバー発表予定です。そして、6月19日がワールドカップ本番の初戦コロンビア戦。

たぶん、そこまであっという間です。誰が選ばれるのか、そして、どんな試合を本番で見せてくれるのか、ここまできたらハリルホジッチ監督を信じて応援するのみです。そして、やっぱり楽しみでです。

※参考:日本 vs. ウクライナ(国際親善試合) テキスト速報 – ロシアワールドカップ特集 – スポーツナビ

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