日本サッカー協会は3月15日(木)、ベルギーで行われる国際親善試合マリ代表戦(3月23日)と、キリンチャレンジカップ 2018 in EUROPE ウクライナ代表戦(3月27日)に臨むサッカー日本代表のメンバー26名を発表しました。
ベルギー遠征に臨むサッカー日本代表メンバー26名
ハリルホジッチ監督が選んだベルギー遠征に臨む26名のメンバーは、下記の通りです(メンバー発表記者会見が3月15日(木)15時より行われ、その発表順に掲載しています)。
▼GK
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)
▼SB(右)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
遠藤航(浦和レッズ)
▼SB(左)
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
宇賀神友弥(浦和レッズ)
▼CB
昌子源(鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
▼MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
山口蛍(セレッソ大阪)
大島僚太(川崎フロンターレ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)
▼FW(右)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
▼FW(左)
原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ)
宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)
▼FW(センター)
小林悠(川崎フロンターレ)
杉本健勇(セレッソ大阪)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
※参考:欧州遠征に臨む日本代表メンバー発表! 本田圭佑が復帰、中島翔哉を初招集 | サッカーキング
選考メンバーについての補足
選考メンバーについて、ハリルホジッチ監督のインタビューを元に少し補足しますね。
SBはフランスで試合に出続けている酒井宏樹と、トルコに移ってコンスタントに出場機会を得て好調をキープしている長友の信頼は厚いようで、今回は常連の酒井高徳が選ばれてないのを見ると、それに続く選手が決め手に欠いている感じです。
CBは常連の吉田が負傷しているので、変わって森島を復帰させていますが、すぐに起用というよりは、まずは調子を見たいようです。
守備的MFは、とにかく長谷部が本大会まで負傷しないことを祈るばかりですが、12月のEAFF E-1サッカー選手権2017(旧東アジアカップ)で選ばれていた三竿が、ここでも選出されてます。
攻撃的MFには、まだ代表に定着はしていないものの、期待の大きい大島、柴崎、森岡の3選手が名前を連ねました。このポジションは負傷中の香川の状態が今後は気になるところです。
FW(右)の本田はパチューカでの好調さと監督の選択基準を考えれば順当な代表復帰ですね。
なかなか注目なのがFW(左)で、ドイツで2部とはいえ得点を重ねてようやく活躍しだした宇佐美が復活してます。そして、注目の中島が選べばれました。ポルトガルでの活躍を見ていると、本当に楽しみですが、あとは代表にフィットするかどうかですね。
FW(センター)の岡崎が落選してますが、しばらく代表から遠ざかっていますし、このまま代表に呼ばれなくなってしまうのか、実際のコンディションも気になるところです。
その他、メンバーを見るとやはりというか、ハリルホジッチ監督が言っていた通り、クラブで出場機会のない浅野と井手口は選外でしたね。
ただ、乾が選ばれていないのが残念。調子は悪くないと思うのですが、今回はクラブで得点していて調子の良い中島と宇佐美を優先したということのようで、実際にクラブで得点を上げている、という実績を重要視しているようです。
ということで、まだまだ、ワールドカップ本大会に向けて最終的なメンバーは固まっていないようですが、現状の日本代表に絶対的な選手がいない以上、もちろん代表経験は考慮するでしょうが、ハリルホジッチ監督は最後まで好調な選手を見極め続ける印象ですね。
試合は3月23日にマリ代表、3月27日にウクライナ代表と対戦します。
対戦相手のマリとウクライナは、ワールドカップで対戦するセネガルとポーランドを想定してということでしょうが、マリもウクライナも本戦には出場しないので、どこまでシミュレーションになるかは分かりません。
ただ、本大会に向けてもう時間はないので、重要な、そして注目の2試合となりそうです。
【2018.3.22追記】
フランス・マルセイユのSB酒井宏樹が怪我をしてしまいましたね。これは痛い。
チームで“7〜10日間の離脱を強いられる”との発表がありました。
さらに代表では、右サイドバックとしても考えられている、DF遠藤航(浦和レッズ)も負傷してしまったため、日本サッカー協会は、酒井高徳(ハンブルガーSV)の追加招集を発表しています。