高校生の頃の話です。当時は海外ミュージシャンの映像を観る事はほとんど皆無に近かったのですが、何と札幌で映画「ウッドストック」と「ラストワルツ」がリバイバルで同時上映するという、夢のような組合せがあり、電車に乗って観に行ったことがありました。
「ウッドストック」といえば、その話のデカさから何としても観てみたかった映画で、この映画を観ればロックに対する世界観が大きく広がって行くような気が勝手にしていて…
そして間違いなく、圧倒されたのです。
とにかく、その規模の大きさがスクリーンからも伝わってきて、サンタナ、CSN&Y、ザ・フー、ジョー・コッカー、ジミ・ヘンドリックス 等々、次々と繰り広げられるパフォーマンスもあまりに格好良すぎて凄すぎて、ただただ、一瞬たりとも見逃すまいとスクリーンを凝視していたことを思い出します。
個人的にはこの時初めて聴いた、テン・イヤーズ・アフターの「I’m Going Home」におけるアルヴィン・リーのギターにぶっ飛んでしまって、その後レコードを探して回ったのが、なんとも懐かしいです。
※そして見つけたアルバムの記事がこちら。
→UNDEAD/TEN YEARS AFTER IN CONCERT〜炸裂!アルヴィン・リーの超絶ギター | ローカルブロガーのメモ帳
社会的意義とか影響とか、愛と平和とかは、当時高校生の私にはよく分からなかったのですが、とにかく凄いものを観てしまった、という感動に包まれたのは間違いなかったですね。
しばらくは、CSN&Yの「ウッドストック」が耳から離れませんでしたから。
以後、出演者たちの曲を聴く為にレコードをあちこち探しながら購入していくのですが、残念ながら、「ウッドストック」自体のアナログレコードはもっていないんです。
映画もその後何回も観たのですが、アナログレコードとは不思議と縁がありませんでした。
さて、冒頭にも書きましたが、この時の同時上映が、ザ・バンドの「ラストワルツ」だったんです。
この時は、気持ち的には「ウッドストック」がメインで、「ラストワルツ」についてはザ・バンド自体をあまり知らなくて、この頃一番好きだったクラプトンが好きだというバンドで、自身もこの映画に出演しているということで、それを見るのが楽しみだった、という程度だったのです…。
ところが、実はこの日一番衝撃を受けたのは、何を隠そう「ザ・バンド」の方だったのです。
ということで、次は、同時上映でこの時観たザ・バンドの「ラストワルツ」についてつぶやきたいと思います。
※その映画「ラストワルツ」のつぶやきはこちら。
→初めて見た時に衝撃を受けた映画「ラストワルツ」/ザ・バンド | ローカルブロガーのメモ帳
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです