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ボーン・イン・ザ・U.S.A./ブルース・スプリングスティーン〜その世界的な人気を決定づけた大ヒット作

ボーン・イン・ザ・U.S.A./ブルース・スプリングスティーン「ボス」の登場です。
間違いなく“アメリカ”を代表するロッカーですね。
ブルース・スプリングスティーンです。

ボーン・イン・ザ・U.S.A.
Born In The U.S.A.

1984年発表の7枚目のアルバムで、言わずとしれた大ヒット作です。
その人気を決定づけた、誰もが認める世界的ロック・スターへと押し上げたアルバムですね。
実は、弟がハマりまして、これは弟所有のアルバムで、便乗して聴かせてもらいました。

前作はアコースティック・ギターとハーモニカによるアルバムだったため(「ネブラスカ」)、バック・バンドであるEストリートバンドを従えては、3年9ヶ月ぶり(かな?)のアルバムです。

正直言いますと、サウンドやメッセージ性の高さを含めてストレート過ぎて、当初は聴いていてちょっと気恥ずかしいところがあったんですよね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ただ、そのロックン・ロールに対する純粋な姿勢、演奏、魂のこもった激しく叫ぶヴォーカル等、迫力あり、説得力があります。

デビュー以来バックを務める、Eストリートバンドの演奏もそれらを見事にサポートしていますね(Eストリートバンドは1988年に発展的解散)。

タイトル曲の「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」(Born in the U.S.A.)や「ダンシン・イン・ザ・ダーク」(Dancing In The Dark)等、ノリの良い曲も渋い曲も、どの曲も印象的で、実際、半分以上がシングルカットされていて、どの曲もヒットしたのではないでしょうか。

そのタイトル曲の「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の歌詞の内容を見るとベトナム戦争後の苦悩を扱っていますが、そのサビのフレーズの勢いのせいで、愛国歌というように捉えられて、政治にも利用されそうになっていたようですね(レーガン大統領のキャンペーンでしたか)。

日本でも、メディアはアメリカの代弁者として、どちらかというとアメリカの愛国歌みたいに扱っていたようにも思います。
そう考えると、私自身もそのメディアが植え付けたイメージを、モロに受けてしまった気がします。
情けなく、お恥ずかしい話ですが、そうとなれば、過去のアルバムもきちんと聴かないとダメですね。

◆iTunes StoreでBorn In the U.S.A. – ブルース・スプリングスティーンをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.16)


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