2014FIFAワールドカップブラジル大会【グループC最終節】日本 vs コロンビアテレビ観戦記（2014.6.25）

もう後のない日本は、勝つしかないんですよね。
すでにグループリーグ突破を決めているコロンビアは、間違いなく格上の強豪ですが、奇跡を信じて、日本には頑張ってもらいたいです。

「日本 vs コロンビア」

キックオフ：2014年6月25日（水）5時00分（日本時間）
試合会場：アレナパンタナウ

確かに日本のグループリーグ突破は、かなり厳しい状況ですが、ここまでいいとこのない日本代表なので、この4年間の集大成として、納得のいくいいゲームをしてもらいたいですね。

結果はどうあれ、スカっとしたいです。

対するコロンビアは、ここまで遺憾なく実力を発揮していて、その攻撃力も脅威ですが、この試合では先発を大きく入れ替えていて、ハメス・ロドリゲスやグティエレスは先発を外れています。

ただ、タレントは揃っているので、油断はできないですし、そもそも日本代表には、対戦相手云々ではなく自分たちのサッカーをしてもらいたいですね。

GK:1 川島永嗣
DF:2 内田篤人／22 吉田麻也／15 今野泰幸／5 長友佑都
MF:17 長谷部誠(cap)／14 青山敏弘
FW:9 岡崎慎司／4 本田圭佑／10 香川真司
FW:13 大久保嘉人

青山が今大会初登場で先発となってます。
ワントップは岡崎とテレビ放送では言われてましたが、実際は大久保がトップに入りました。

※と、以上は試合前に書いていて、実はここからは試合後に書いてるんです。
なので、もう、悔しい試合結果が出てるので、いつものようにこの記事を書く気力がありません…
なので、ざっと試合結果と感想を。

立ち上がりから、日本も気合いが入っている様子が伝わってきましたが、コロンビアも序盤から厳しく寄せてきました。
ただ、日本、やっぱりパスミスが多かったです。

前半16分、今野がペナルティ・エリア内で相手を倒しPKを与えてしまいます。
前半17分、このPKをクアドラードに決められて、日本は先制を許します。

リードされた日本は、勇気を持って攻め続け、時々カウンターで危ないシーンはありましたが、これまでになくアグレッシブに試合を進めます。

前半終了間際、ロスタイムの前半46分、本田からの低いクロスに岡崎が頭で合わせて、日本同点！

前半は1－1と同点で終了。
前半に追いつくことができたのは大きかったですよね。
この段階では、かなり希望の持てる状況でした。

前半を見ていると、青山のポジションが良くて、好守に効いていたのではないでしょうか。
日本は前半からかなり積極的に動いていたので、後半の足が止まらないかがちょっと心配でした。

後半開始から、コロンビアが中心選手のハメス・ロドリゲスを投入します。
（結果的にはこの後、このハメス・ロドリゲスにやられてしまうんですよね…）

後半が始まり、日本は攻勢に出たいところでしたが、出ばなをくじかれます。
後半10分、右サイドから、アリアス→ロドリゲス→マルティネスとつながれてゴール。

この後は、前がかりに攻撃を仕掛ける日本がチャンスを逃し続けるのを尻目に、コロンビアがカウンターを次々に決めていきます。
後半37分、ロドリゲスのスルーパスから、マルティネスが抜け出し、DFをかわしてゴール。
後半45分、ロドリゲスがカウンターからペナルティエリア内で綺麗にループシュートでゴール。

日本は途中の選手交代で、
青山→山口（後半17分）
岡崎→柿谷（後半24分）
香川→清武（後半40分）と入れるも実らず。

結果、試合は4—1でコロンビアが勝利し、日本代表は完敗で、悔しいグループリーグ敗退が決まりました。

コロンビアは、見事なカウンターで、スペースに出すパスの精度もプレーのスピードも個人のテクニックも、そしてフィニッシュの精度も、全てにおいて日本を一枚も二枚も上回ってましたね。

しかも、先発メンバーを8人代えたベストメンバーではないコロンビアに対しての、完敗でした。

確かに、これまでの2試合に比べたら、勇気を持って攻撃を仕掛けていましたが、それでも歯が立ちませんでした。

日本の攻撃の起点であるはずの、左サイドの長友と香川の動きは大会中今ひとつで、効果的な鋭い攻撃ができませんでしたね。

本田は最後まで、パスミスが多く、ボールも収まりませんでした。

大久保は動きはいいですが、シュートミス、トラップミスが多すぎです。

柿谷も不発で…、とまあ、選手個人個人の出来を上げても、結局全てにおいて、日本の中心選手の本田や香川でさえも、まだまだ世界には遠いというのを（本当は分かってはいたつもりでも）改めて突きつけられた、今回のワールドカップでしたね。

とにかく、今さらだけど決定力に差がありすぎて、シュートを打っているようで、実は全然枠に飛んでなくて、全く相手の脅威になってないという事実。個人的には、絶対的なストライカーの登場が待たれます（それももう聞き飽きましたが…）。

何が悔しいかって、グループDのもう1試合は、何とギリシャが後半ロスタイムのPKで2—1で勝利して、グループリーグ突破を劇的に決めたんですよね。

“たられば”がダメなのは分かってますが、日本がコロンビアに勝っていたら、日本にその奇跡が起こってたんですよね。
（あっ、コロンビアに勝つことが、まずは奇跡だったのか…）

結果はグループ最下位となって、終わってみれば目安と言われるFIFAランキングの通りの順位で、世界の目から見たら至って順当な結果に落ち着いたということなんですよね。

当初、よく“世界を驚かす”なんて言われてましたが、そう、つまり日本が勝ち上がるというのは、まだまだ世界を驚かすことであって、普通のことではないんですよね。

そして、結果は世界は驚かず、悔しいけど、まずは現実を受け止めるところから始めないといけませんね。

（2014.6.25 加筆しました）