【プレイバック】2018ワールドカップロシア大会【グループF第3節】メキシコ対スウェーデンテレビ観戦記（2018.6.27）

※ワールドカップロシア大会プレイバック（未投稿試合の再観戦投稿）。

ワールドカップロシア大会グループFの最終節、メキシコ対スウェーデンの試合です。

グループFのこちらの試合は、連勝で勝ち点6の好調メキシコと勝ち点3のスウェーデンとの対戦で、グループFはまだ全チームに決勝トーナメント進出の可能性があるという混戦模様です。

「メキシコ対スウェーデン」

キックオフ：2018年6月27日（水）23時00分（日本時間）
試合会場：エカテリンブルクアリーナ

勝ち点6の首位の、メキシコは、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まります。

ただ、スウェーデンも勝ち点3で、同時キックオフの韓国（勝ち点0）対ドイツ（勝ち点3）の結果にもよりますが、すべての国にまだ決勝トーナメント進出の可能性があるので、他会場の様子も気になるところです。

どちらかというと堅い守備のチームの印象のスウェーデンですが、試合が始まると、グループリーグ突破に勝利が欲しいスウェーデンに攻撃の勢いがあって、メキシコが守勢の展開です。スウェーデンが高さを生かすべく、長いボールを使ってサイドから次々にボールを入れてきますね。

前半5分には、メキシコGKオチョアがペナルティエリアギリギリ外で手でボールを扱いファール。このFKをフォルスベリが直接狙うもこれはGKオチョアに防がれます。

徐々にメキシコもボールを支配し始めます。前半16分のはベラの惜しいシュートもありました。
その後は、お互いに最後の局面では厳しいプレスにあって、なかなか決定機をつくれません、。

前半28分、スウェーデンの攻撃でメキシコのペナルティエリア内でハンドがあったのではとアピールがあり、VAR判定があったもののこれなハンドは無しの判定。この時間帯はスウェーデンは押し気味でした。

やはりメキシコがボールをつなぎながら攻め込むのに対して、スウェーデンはカウンターからの速攻という展開で、ゲームの流れが行ったり来たりする試合内容ですね。

前半は0—0のスコアレスで折り返します。

後半5分、スウェーデンの攻撃で、右サイドからのグラウンダーのクロスに、中央のクラーソンが合わせ損ねてボールが大きくファーに弾んだところに詰めてたアウグスティンソンが左足で直接合わせると、これがゴールネットを揺らして、スウェーデンが先制です。

ここから流れが明らかにスウェーデンにきます。
後半16分、ボールを奪ってからのスウェーデンのカウンターで、ドリブルでペナルティエリア内に進入したベリが、メキシコDFモレノに倒されてPK獲得。これをグランクビストがしっかり決めて2—0とリードを広げます。

この段階で、スウェーデンが決勝トーナメント進出に大きく前進しましたが、メキシコは同時キックオフの韓国対ドイツの試合で、ドイツが勝利すると、グループリーグ敗退の危機となってます。

点を取りに行きたいメキシコですが、もともと堅いスウェーデンの守備をなかなか崩すことができません。メキシコの選手には焦りが、スウェーデンの選手に余裕が見えます。

すると後半29分、スウェーデンのロングスローがメキシコゴール前に入れられると、これがオウンゴールとなり、スウェーデンに決定的な3点目が入ります。

これはメキシコが厳しくなってきました。ただ、もうひと試合のドイツが韓国とスコアレスの状態で、このままだとメキシコが決勝トーナメント進出になります。

とはいえ、自力で突破を決めたいメキシコは、終盤に攻撃を続けます。しかし、スウェーデンの厚い壁を崩せず時間が経過していきます。

結局、試合はこのまま3—0でスウェーデンが勝利しました。

これでグループFは、スウェーデンが首位通過を決めたのですが、なんと、もうひと試合の韓国対ドイツで、韓国がアディショナルタイムでの2得点でドイツに劇的勝利を収めて、その結果、メキシコがグループ2位での通過となりました。

スウェーデンは、高い組織力とハードワークする堅い守備を軸に高さも生かしたカウンターを武器に、グループリーグ首位通過となりました。

対して、メキシコはまさかの3失点での敗戦でしたね。ここまでのメキシコの戦いぶりを見ていて、まさか、こういう大差がつくとは思わなかったです。もし、もうひと試合のドイツが韓国に勝っていたら、得失点差でメキシコはグループリーグ敗退になっていたんですよね。メキシコは韓国に感謝ですね（笑）

それにしても、ドイツがまさかのグループ最下位で大会から去るとは。なんとも、最後まで目の離せなかったグループFの2試合でした。