ワールドカップロシア大会5日目、グループGのもうひと試合は、注目のイングランドとチュニジアの対戦です。
「チュニジア 対 イングランド」
キックオフ:2018年6月19日(火)3時00分(日本時間)
試合会場:ヴォルゴグラードアリーナ
FIFAランキング12位のイングランド。注目はエースのハリー・ケインですね。近年はどうも優勝候補未満といった感じで、前回大会は悪夢のグループリーグ敗退だったので、今大会は雪辱を果たしたいところです。
対するチュニジアは、FIFAランキング21位で、ワールドカップ40年ぶりの勝利、初のグループリーグ突破を目指します。
試合観戦記
開始早々、イングランドのチャンスで、ゴール前でのシュートはGKに防がれます。イングランドは序盤からシンプルな早い攻撃でチュニジアゴールを脅かしてます。
そのまま序盤はイングランド・ペースで試合が進むと、前半11分、CKからストーンズがヘディングで合わせ、これは一旦GKが左手一本で弾くものの、そこにケインが詰めて、反応素早く右足で合わせてゴール!!
エースのケインが決めて、イングランドが幸先よく先制です。
前半16分、チュニジアGKアセンが肩を痛めたようで、前半途中で交代となってしまいました。こういうのは、本人もチームも痛いですね。
その後もイングランド優勢で試合が進みます。
イングランドはボールもよく繋がり、中央から、サイドから、サイドチェンジにスルーパス、シュートもミドルなどと攻撃も多彩。チュニジア・ボールになっての攻撃時も対応が早くて思うようにさせません。
チュニジアはどうもDFの裏を取られがちですね。この辺りをケアしないと、またやられそうです。
前半26分、チュニジアはボールを敵陣で奪ってからシュートまで持っていきました。ようやくイングランドのスピード、リズムに慣れてきたかもしれません。流れが少しチュニジアにむいてきたかな。
すると前半33分、その少し前から中盤でボールを回していたチュニジアが、右サイドからクロスを入れると、中央で待っていたFベンユセフが、イングランドDFウォーカーに倒され、これがPKの判定。肘のあたりで顔を叩いてしまいましたね。
これをサシがきっちり決めて、劣勢だったチュニジアが1—1の同点に追いつきました。
チュニジアに勢いが出てきた中、イングランドも相手ゴールに攻め込むなど、前線から圧力をかけて受身に回りません。
前半44分には、裏へのロングパスに飛び出したイングランドのリンガードが相手GKより先にボールの触り、あわやのシーンもゴールならず。
前半は、このまま1—1で折り返します。後半はどちらが流れをつかむか。
後半は静かな立ち上がり。チュニジアがボールキープで来るようになってきましたね。
しかし、後半10分頃からイングランドが押し込む時間帯が続きます。が、なかなかゴール前で崩せませんね。これは、チュニジアの守備が集中してうまく対応しているということですね。
いや〜、イングランドは攻勢をかけるもゴール前の攻め手がないですね。一方、チュニジアにほうはというと、さらに、ほとんど攻撃の形が作れません。
時間だけがどんどん経過していきます。
アディショナルタイムに入って、このまま引き分けかと思われた後半46分、イングランドの右CKは、中央でマグワイアが競り勝って後方に流れたボールに、ファーでフリーで待ち構えていたのがエースのケイン。
ケインがこれを頭でしっかり合わせてゴール!!
イングランドがエース・ケインのゴールで、アディショナルタイムに勝ち越しに成功しました。
結局、このまま試合終了。
試合は2—1でイングランドが勝利を収めました。
おわりに
試合展開としては、イングランドがボールを保持して展開していたものの、チュニジアの守備がいいこともあって、なかなかゴールが遠くて苦しみましたね。それでも、最後はセットプレーから、エース・ケインのゴールで勝利を手繰り寄せました。
チュニジアは、イングランドの攻撃への守備の対応は、粘り強くて見事でしたが、いかんせん攻め手がなく、後半は得点の匂いがしませんでしたね。
このグループGは、ベルギーがパナマに勝っているので、各国の実力を考えると、決勝トーナメントはイングランドとベルギーで堅いのかな。
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※1試合目
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