2018ワールドカップロシア大会【グループH第1節】ポーランド対セネガル テレビ観戦記(2018.6.19)

ワールドカップロシア大会6日目。日本の入るグループHのもうひとつのカード、ポーランドとセネガルとの試合です。
この後、日本とも戦う2カ国なので、その内容も気になるところです。

ポーランド 対 セネガル

キックオフ:2018年6月19日(火)24時00分(日本時間)
試合会場:スパルタクスタジアム

FIFAランキングはポーランドが8位でセネガルが27位。どちらも実力のあるチームですが、ポーランドが3大会ぶり8回目の出場で、セネガルは4大会ぶり2回目の出場と、久しぶりの出場なんですね。

注目は何と言っても、ポーランドのレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)とセネガルのマネ(リバプール)ですね。

試合観戦記

立ち上がりからポーランドがボールを保持する展開ですが、そもそもセネガルはあまり無理に前からプレスをかけてこないですね。ただ、セネガルボールになると、ポーランドも同様ですね。

序盤はお互い様子を見るような展開ですが、セネガルは要所で見せる爆発的なスピードは驚異ですし、足元の技術もあってボールもよく回ります。ポーランドは組織だった連動したバスワークで攻め込みますが、レバンドフスキにはまだ繋がりませんね。

次第にプレーに激しさが増してきて、球際のブレスが厳しくなってきました。

それでも、お互いに深い位置まで攻め込むことができず、お互い守備が堅いですね。特に共に中をしっかり固めているので、攻撃は主にサイドからになってますが、そこからなかなかチャンスに繋がりません。

両チームとも、セネガルはマネを中心とした早い攻撃、ポーランドはどこからでも得点できる絶対的エースのレバンドフスキの存在、と、攻撃力に注目してましたが、まずは守備がいいですね

試合が動いたのは前半37分、セネガルの早い攻撃で、ボールが中央でフリーのゲイエに渡ってシュートを放つと、これが相手DFに当たってコースが変わりゴール!!オウンゴールで、セネガルが先制です。

攻勢に出たい先制されたポーランドですが、セネガルの守備の前でなかなかボールを前に運べません。スピードあるセネガルの選手は守備でも一歩がぐっと前に出てきますね。

結局、前半はセネガルがポーランドに思うような攻撃をさせず、セネガル1—0で前半を折り返します。

マネがスピードある攻撃も魅力ですが、守備にも戻ってきますし、何よりゲームのコントロールが見事ですね。

後半は立ち上がりから、ポーランドが押し気味で始まります。

しかし、後半15分、ポーランドの不用意な長いバックパスに、猛ダッシュで追いかけたのが、足を痛めてピッチ外にいて、直前に審判から戻ることを許可されてピッチに戻ったきたセネガルのニアン。

ニアンはGKより一歩早くボールに足先で触れてボールを前に出すと、そのままスピードに乗って、追いかけるDFを振り切り、無人のゴールに流し込んでゴール!!

セネガルが2—0とリードを広げます。ポーランドは選手が戻るタイミングにバックパスが重なったという不運がありましたが、そもそもバックパスが不用意でしたね。

得点の必要なポーランドは、ボールを保持して攻勢をかけたいものの、セネガルの守備がよくてスペースがなく、なかなかゴール前に攻め込むことができません。

後半25分にいい形でサイドからのグラウンダーのクロスに合わせるシーンがあったものの、このシュートは枠の外。

ポーランドは中を絞られ、外からの攻撃が多くなるのですが、クロスの精度がやや低く、なかなか決定機につながりませrん。

後半30分頃から、次第にポーランドの攻撃が相手ゴールに近づいてきたものの、セネガルは最後は身体を張って守ります。ポーランドの選手に焦りの色が見えてきました。

しかし、後半41分、ポーランドがセットプレーのチャンス。FKのキッカーはグロシツキ。そのFKにクリホビアクが頭で合わせてポーランドが1点を返して2—1とします。

ポーランドが俄然勢いを増してきます。が、なかなかセネガルの守備の集中とスピードは衰えません。

最後はマネをはじめ、セネガルの選手たちにもさすがに疲れが見えてきましたが、ポーランドは反撃の時間が遅かったですね。

結局、試合はセネガルが1点のリードを守りきり、2—1で勝利を収めました。

おわりに

グループHは、下馬評の低い日本とセネガルの2チームが勝利を収めるという、波乱が起こっていますね。

ポーランドはレバンドフスキがしっかり抑えられ、思うようなプレーができませんでした。

セネガルの組織力の高い堅い守備から、ボールを奪ってからの爆発的なスピードによるカウンターは脅威ですね。日本の次戦がそのセネガルですが、難しい試合になりそうです。

セネガルの守備を崩すのはかなり難しそうですし、スピードある攻撃は、DFラインは相当集中しないとやられてしまいそうです。けど、勝ったほうが決勝トーナメント進出を決めることになるんですよね。

なんとか日本には頑張ってもらいたいです。けど、マネがすごいです(対するは酒井宏樹かな。頑張って!!)。

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