【余市】重要文化財及び国指定の史跡の余市「旧下ヨイチ運上家」を見てきました。しかし休館日だったので外観のみ

ちょっと前なんですが、私の地元小樽の隣町、余市町に出かけてきました。

余市は古くからニシン漁で栄え、今も漁業が盛んですが、加えて果物など農業も盛んな町ですね。
ニッカウヰスキーの創業地ということで、最近では、秋から放送されるNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台としても注目されています。

で、元々歴史的建造物を見るのが好きなので、今回は余市にある重要文化財及び国指定の史跡の「旧下ヨイチ運上家(きゅうしもよいちうんじょうや)」を見てきました。

場所は余市川すぐ横の海沿いの入舟町にあり、目の前の海にはマリーナがあって、モイレ岬があります。

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隣町とはいえ、なかなか行く機会がなかったのですが、やっと行ったその日は何と「旧下ヨイチ運上家」は休館日でした(泣)
やはり、行く時はちゃんと調べないとダメですね。

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ということで、今回は歴史を感じさせる建物外観だけをじっくり見てきました。

「旧下ヨイチ運上家」について

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中には入れなかったので、「旧下ヨイチ運上家」についてちょっと調べてみました。

昭和46年(1971年)に建物が重要文化財に指定され、一帯の敷地は昭和48年(1973年)に国の史跡に指定されたそうで、この建物は現存唯一の運上家遺構とのことです。

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【参考】
旧下ヨイチ運上家 文化遺産オンライン(重要文化財について)
旧下ヨイチ運上家 文化遺産オンライン(史跡について)

「運上家」については、

「運上家」とは、江戸時代に蝦夷地経営のため、場所請負制度がとられた際、知行主の交易場所を請け負う商人が場所内に設けたもので、支配人・通辞・帳役・番人などが常駐して、アイヌ人の漁獲した水産物あるいは手工品と、米・酒・塩・小刀などとの交易を行なったところである。
旧下ヨイチ運上家 文化遺産オンライン

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とのことで、この建物について、余市町のHP内の余市町への移住情報にも説明があるので引用させていただくと、

運上家は江戸時代、松前藩が行っていたアイヌ民族との交易を請け負った商人が経営の拠点とした建物です。旧下ヨイチ運上家は、現存する唯一の運上家であり、切妻平入の長大な石置屋根、格子窓、紙障子戸は北陸の漁家建築と同じ系統のデザインです。内部の空間は広く、板張りのダイドコロから見上げた柱や梁は太く、その多くの部材が当時のものをそのまま使用しています。間口40メートル、奥行16メートル、建築面積540平方メートル、使用した木材量は213立方メートルに及びます。廊下の両側に配置される座敷では場所請負人によって派遣された支配人や松前藩士の風俗人形が展示されています。
 また座敷から庭をみることができます。この庭は運上家復元工事に合わせて復元整備されました。
旧下ヨイチ運上家

とのことで、やっぱり中も見学したいですね(汗)

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次くる時は、ちゃんと休館日を確認して来なければ…

先ほどの余市町のサイトによると、
休館日:毎週月曜日と祝祭日の翌日(月曜日が祝日の場合は開館)
冬期間閉館:12月中旬から4月上旬
開館時間:9:00〜16:30
入館料:大人300円、小中学生100円 団体(20名以上)2割引

とのことです(2014年6月の時点)。

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