【余市】国指定史跡の「旧余市福原漁場」を見学に行ったのですが、その日は休館日だったので外観のみ見てきました

ちょっと前のことなんですが、私の地元小樽の隣町、余市町に出かけてあちこち回ってきました。

余市は古くからニシン漁で栄え、今も漁業が盛んですが、加えて果物など農業も盛んな町で、ニッカウヰスキーの創業地ということでも知られていますね。

で、私は元々歴史的建造物を見るのが好きなので、今回は余市にある国指定史跡の「旧余市福原漁場(きゅうよいちふくはらぎょば)」も見てきました。

場所は、小樽方面から国道5号線で余市町内に入り、そのまま海沿いの国道229号線に入った浜中町にあります。

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実は前回投稿した、余市の重要文化財及び国指定史跡の「旧下ヨイチ運上家」と一緒に見に行ったのですが、そちらと同じくこちらも休館日でした(泣)
【余市】重要文化財及び国指定の史跡の余市「旧下ヨイチ運上家」を見てきました。しかし休館日だったので外観のみ

まあ、一緒に見学する方も多いでしょうから、普通、休館日も一緒ですよね。

気を取り直して、外観だけはよく見てきて、帰ってきてから「旧余市福原漁場」についてちょっと調べてみました。

「旧余市福原漁場」について

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昭和57年(1982年)に史跡に指定されたという、この旧余市福原漁場については、余市町のHP内の余市町への移住情報に説明があるので引用させていただきます。

余市町浜中町に幕末から定住し、ニシン漁を行っていた福原家が所有していた建物群が福原漁場です。広い敷地内を散策するとニシン漁に使われていた建物がどのように配置されていたかがつかめます。主屋である番屋は出稼ぎの漁夫の宿泊空間であり、ダイドコロと呼ばれる板の間の漁夫溜まりは2階建てになっており、立体的に漁夫を収容できるようになっています。またニシン漁の最盛期には土足のまま食事ができるように床板がはずれ即席の食卓になりました。藁製品や食料を保管していた米味噌倉では外壁と内壁の間に石を詰め、ネズミの侵入に備えました。
 このほか、重要な書類や衣服が保管されていた文書庫や漁で使う網などを収めていた網倉、ニシンからとったカズノコ・白子を干して製品にした干場・白子干場が当時と同じ姿で保存されており、ニシン漁でにぎわった時代の漁業経営を知ることができます。
旧余市福原漁場

ということで、外から見ても(あっ、今回は入れなかったので外からのみです…)かなり広い敷地で、これはゆっくり敷地内を、そして建物内を見学してみたいですね。

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小樽にも、祝津等にニシン漁で栄えた頃の番屋等の建物が今も残ってますが、このような広い敷地内に建物等の施設を見られるニシン漁場の遺跡はないので、興味があります。

先ほどの余市町のサイトによると、
休館日:毎週月曜日と祝祭日の翌日(月曜日が祝日の場合は開館)
冬期間閉館:12月中旬から4月上旬
開館時間:9:00〜16:30
入館料:大人300円、小中学生100円 団体(20名以上)2割引
駐車場:無料

とのことです(2014年6月の時点)。

次回は、ちゃんと休館日を確認して…

【参考】
旧余市福原漁場 文化遺産オンライン