ワールドカップロシア大会もいよいよ決勝トーナメント1回戦が始まってます。
ベスト16の2試合目は、グループAを3連勝で首位通過したウルグアイと、クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルの対戦です。
「ウルグアイ 対 ポルトガル」
キックオフ:2018年7月1日(日)3時00分(日本時間)
試合会場:フィシュトスタジアム
ウルグアイは大会ここまで無失点と、堅い守備を軸に、スアレス、カバーニという攻撃陣がしっかりを仕事をしてますね。対するポルトガルはスーパーエースのロナウドが初戦のハットトリックを含む4ゴールと好調を維持しています。
この試合は、それぞれの守備陣の出来にかかっていそうですね。そう考えると、DFのゴディンとペペにも注目かな。
試合観戦記
お互いに積極的に仕掛ける立ち上がりです。
どちらかというと、ポルトガルがボールを保持して攻め込む展開で、前半5分には早速ロナウドのミドルシュートもありました。
しかし前半7分、右サイドのカバーニが大きくサイドチェンジをしてスアレスにボールが渡り、スアレスが中に切れ込み速いクロスを送ると、先ほどパスを出したカバーニがファーからするする~っとDF裏に走りこんできて、頭(顔?)で合わせてゴール!!ウルグアイが早い時間に先制です。
お互いに球際が激しいですね。特にウルグアイは出足も早く、プレスも厳しいです。
ポルトガルは細かくボールをつないできますが、ウルグアイがゴール前で堅い守備を見せて、決定機を作らせません。
前半21分、ウルグアイのカウンターからスアレスがペナルティーエリア手前で倒されてFKを獲得。スアレスのFKはグラウンダーシュートで、これはGKが横っ飛びで弾きます。ウルグアイのカウンターは鋭いですね。
ポルトガルはボールを保持するものの、そこから中へはなかなかウルグアイの守備を崩せません。ロナウドにもほとんど良い形でボールが渡りませんね。
ウルグアイの各選手は、身体が本当に強いですね。競ってもかなか倒れないので球際のボールはウルグアイ・ボールになることが多く見られます。さらにスピードもあるのでなかなか対応は厄介ですね。
前半32分、ゴールほぼ正面からロナウドのFK。これは壁に当たって防がれますが、やっぱりロナウドは何か起こしそう。
前半はポルトガルがボールを回しつつ攻撃に機会を伺い、ウルグアイは攻守の切り替えが速い、しっかり守って速攻を仕掛けるという展開ですね。
前半、このまま1—0とウルグアイのリードで折り返します。
予選と違って、スアレスが攻守にかなり走っているように見えるので、やっぱり決勝トーナメントは違いますね。
後半立ち上がりから、お互いに攻防が激しい主導権の取り合いといった感じです。
後半10分、ポルトガルの左サイドからのCKはショートコーナー。ボールを受けたゲレイロからのクロスにペペが頭で合わせてゴール!!
ポルトガルが同点に追いつきます。ウルグアイは、今大会の初失点ですね。
この後、前半同様ポルトガルがボールを回す時間が増えてきました。
しかし、後半17分、ウルグアイGKかの長いゴールキックからのこぼれ球を収めたベンタンクールが左にパスを出すと、ボールはスアレスの奥のフリーのカバーニに。カバーニが直接右足でシュートを放つと、ボールは綺麗に巻きながらゴール!!ウルグアイが2—1と勝ち越しゴールを奪います。
リードされたポルトガルは、引き続きボールを保持しながらゴールを伺うものの、ウルグアイの守備が堅いです。
後半24分には、ウルグアイGKムスレラがゴール前へのクロスボールを前に落としたところ、そのこぼれ球をベルナルドシウバが拾ってシュートを放つもゴールポストの上。
ここでカバーニが足を痛めたようで、ロナウドに肩を抱かれてピッチの外へ。今日2得点のカバーニが交代です。怪我の具合が気になりますね(後半29分)。
この後もポルトガルが攻勢をかけるも、ウルグアイは前線にスアレスだけの残して引いて守りを堅めだし、ポルトガルは攻めきれません。頼りのロナウドにもいい形でボールが入りません。
そのまま時間が経過して、アディショナルタイムは4分。
後半47分ポルトガルのゴール前へのクロスも、ゴール前のラクサールがオーバーヘッドでクリア。
後半48分、前線に残るスアレスがボールを収めるとウルグアイがカウンターを仕掛け、ゴール前のスペースに長い距離を走ってきたロドリゲスにパスを送るも惜しくも合わず。こど、スアレスのボールキープが上手いです。
後半51分、ポルトガルのCKのチャンスには、GKルイ・パトリシオも上がってきて、CKのボールに合わせるもミートできず。
結局、試合はこのまま2—1でウルグアイが勝利しました。
おわりに
ウルグアイが1点差を守りきり、ベスト8進出を決めました。
ポルトガルの攻める時間が長かったですが、ウルグアイの守備は堅かったですね。
カバーニの2得点は本当に見事でしたが、ウルグアイは最後まで走りきって、集中していた守備が本当に素晴らしかったです。気になるのは途中交代したカバーニの負傷の状態ですね。鉄壁の守備の上、カバーニとスアレスのツートップは強力ですからね。
一方、最後までウルグアイの守備を崩せなかったポルトガル。この前の試合では、メッシ擁するアルゼンチンがフランスに敗退し、ロナウドとメッシという、現在のサッカー界のスーパースター2人のワールドカップがこれで終わり、残念ながら二人とも優勝には届きませんでしたね。2人が大会から姿を消すのは、それはそれでちょっと残念。