前回までのバッファロー・スプリングフィールドのアルバム紹介に続いて、バンドの解散後にソロ活動を始めた、偉大な、そして孤高のロッカー、ニールヤングのアルバムです。
と、言ったはいいものの、ニールヤングの所有アルバムは多くはなく、それもアナログレコード、CD、カセットテープと持っているのはバラバラで、語る程は聴き込んでいないのが正直なところなんです(汗)
で、初期のアルバムをと思ったのですが、残念ながらソロ第1弾アルバムは持ってないので、今回はこのアルバムです。
「ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース」
(Everybody Knows This Is Nowhere)
バッファロー・スプリングフィールド解散後、1969年1月にソロ第1弾アルバム「ニール・ヤング(Neil Young)」を発表して、それからわずか4ヶ月の1969年5月に発表した、ソロ第2弾ですね。
中古の国内盤を手にしました。
クレイジー・ホースとの初共演を果たしたアルバムで、やはり、バンドとしてのサウンドが強く感じられ、ニール・ヤングも思う存分に歌い、ギターを弾いてますね。
アルバム1曲目からガツンと激しく迫る「シナモン・ガール(Cinnamon Girl)」や、アコースティック・サウンドが美しいA面3曲目の「ラウンド・アンド・ラウンド(Round & Round [It Won’t Be Long])」等、いい曲が揃ってます。
骨太なロックとカントリー・タッチやフォーク・ロック的な素朴な曲との、両面を聴かせてくれてますよね。
中でも、A面4曲目の「ダウン・バイ・ザ・リヴァー(Down By The River)」とB面3曲目の「カウガール・イン・ザ・サンド(Cowgirl In The Sand)」の両曲は、スケールが大きく、素晴らしく聴き応えがあるのではないでしょうか。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。このアルバム発表後に、CS&Nへの参加に誘われて、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)としても平行して活動することになるんですね。
CSN&Yのライブ・アルバム「4ウェイ・ストリート」(アナログ盤)には、「カウガール・イン・ザ・サンド」が収録されています。
それにしても、この人は、コアなファンが多いですよね(実際私にも、ニール・ヤングが大好きなで、とんでもなく詳しい友人がいて、その友人から色々聴かせてもらいました)。
もちろん私も大好きですが、解説する程は詳しくはありません。
けど、そんな細かな事はどうでもいいくらい、ニール・ヤングの音楽は響いてくるんですよね。
ちなみに、この時のクレイジー・ホースのメンバーは、
ダニー・ウィットン(g)/ラルフ・モリーナ(ds)/ビリー・タルボット(b)
但し、1972年12月にギタリストのダニー・ウィットンが死亡してます。
◆iTunes StoreでEverybody Knows This Is Nowhere – Neil Young & Crazy Horseをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.24)