現在、通常のブログの流れから脱線中です。
実は中学~高校生の頃、これまで出てきたような、ブルースやロックと並行して主に日本人のフュージョンもよく聴いていたんです。
ということで、引き続き高中正義さんの7回目です。
前回投稿した「ALONE」(1981年)発表後、ライブ盤「OCEAN BREEZE」(1982年。これは持っていません)を挟んで発表されたのが、大ヒットしたこちらのアルバムですね。
「SAUDADE(サダージ)」
1982年発表のこのアルバムは、かなり人気があるようで、高中正義の最高傑作と押す人も多いようです。
レコーディングはサンフランシスコで行われ、プロデューサー・ドラムにナラダ・マイケル・ウォルデンを迎えてます。
バックにはT.M.スティーブンスやパーカッションにシーラ・Eなどが参加していて、そういったレコーディング環境にもよるんでしょうが、全体的にのびのびと楽しそうに演奏しているのが音から伝わってきますよね。その点がそれまでのアルバムとはちょっと違う感じもします。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。もちろん、バックのそうそうたる面々により、リズムがタイトでしかも分厚い印象です。
やっぱりA面2曲目のアルバム・タイトル曲「Saudade」が代表曲ですよね。
1曲目の「A Fair Wind」なんかも人気がありますね。
B面1曲目「Chill Me Out」は、かなりオシャレでダンサブルなサウンドに仕上がっていて面白いですし、確かにアルバム通して良い曲が揃ってますね、このアルバムは。
アルバム最後の「Manifestation」では、かつてのジェフ・ベックのような、激しいロックよりのギター・インストを聴かせてくれています(って、あっ、ナラダ・マイケル・ウォルデンは、ジェフ・ベックのアルバム「ワイアード」に参加してるのか。参考:ナラダ・マイケル・ウォルデン – Wikipedia)。
そうそう、このアルバム「Saudade」には、中にステッカーが入っていたんですよね。
もちろん、貼る場所もなく、今もそのままですが(笑)
いや~、それにしても、こうやって順を追って聴いていくと、本当にこの頃は凄い勢いですね、高中さんは。
しかし「高中正義〜脱線・フュージョン話」はまだ続くんです。
◆iTunes StoreでSaudade – 高中正義をチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・分割修正したものです(2015.8.5)