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高中正義〜脱線・フュージョン話2〜CHA CHA ME/BACCO

BACCO(高中正義)/CHA CHA ME現在、ちょっとこれまでのブログの流れから脱線中です。
実は中学~高校生の頃、これまで出てきたような、ブルースやロックと並行して、主に日本人のフュージョンもよく聴いていたんです。

ということで、前回(→高中正義〜脱線・フュージョン話1〜聴き出したきっかけとベスト・セレクション「All Of Me」)に続いて高中正義の2回目です。

前回書いたような感じで、気に入ってしまった高中正義さんですが(あれ?急に「さん」付けになっている)、前回のベスト盤「All Of Me」と持っていない「JOLLY JIVE」(ともに1979年)が出た頃、もう1枚、BACCOというバンド名義で出しているアルバムがありました。

CHA CHA ME」/BACCO

発表は同じく1979年となるわけですが、このバンドを結成した経緯まではちょっと分からなくて、どうしたんだろう、急に…、といった印象はありました。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ちなみに、メンバーは、
高中正義(guitar, background vocals)
ロバート・ブリル(drums, percussion, background vocals)
ジム・ダイアモンド(vocals)
佐藤 準(keyboards)
高橋ゲタ夫(bass)

となっていて、高中正義とともにプロデュースに名前がのっているロバート・ブリルは、Charと初期にバンドを組んでいたドラマーなんですね。

高中正義のギターは、ソロなんかの音はサスティーンが効いて歪んでいて、どちらかというとロック色の強いものになってるでしょうかね。
バンドとしては、ちょっとエッジの効いた、オシャレでポップなサウンドになってます。

中ではやはり、A面最後の「SEVENTEEN AND BLUE (セヴンティーン・アンド・ブルー)」が聴きどころですね。
ギター・ソロ直前で、あれ?と思ったら、サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」のギター・ソロが丸々入ってきて、お〜!って感じ。これは、なかなか素敵な曲です。

1曲目の「HIGH ACE」や、A面3曲目のアルバム・タイトル曲「CHA CHA ME」など、なかなかいい曲もそろってます。
B面1、2曲目の「GETTIN′LOST DOWN ON 8TH.STREET」「JUST ANOTHER BOY IN THE BAND」は、リズムがよりタイトでファンキー色が強くなり、バンドならではのサウンドかもしれません。

当時としては、それまでの高中正義とは、雰囲気が違うな〜と思ったのですが、考えてみたら、だからこそバンド名義なんですよね。

あくまで、BACCOというバンドのアルバムですが、これはこれで、楽しめるアルバムでした。


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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・分割修正したものです(2015.7.29)


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