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雑魚(Minnows)/マーク・ベノ〜聴けば聴く程味わい深い、極上のスワンプ・ロックを聴かせる名盤

雑魚/マーク・ベノ独特のノリと、何とも言えないゆったり感。極上のスワンプ・ロック。
といっても、この人は何だか我が道を進んでますよね。マーク・ベノ

今回のアルバムは、名盤と言われるこちら。

雑魚Minnows)」

1971年に発表した2ndアルバム。
中古の輸入盤を手にしました。

マーク・ベノの声は甘い感じですが、雰囲気抜群で、また、この人のギターも渋いんですよね。そして、どの曲も魅力的。

こういうノリって、マネしたくてもなかなか出来ないんですよね。
マーク・ベノのスワンプ・ロックですね。

このアルバムには、1stに続き、またまた凄いメンバーが参加してます。
ギターだけでも、クラレンス・ホワイト、ジェシ・デイヴィス、ボビー・ウーマック、ジェリー・マギーの名前があります。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
他にも、カール・レイドル(b)、ジム・ケルトナー(ds)らが、そしてコーラスにはリタ・クーリッジがやはり参加しています。
メンバーは豪華ですが、出過ぎる事なく、実に見事にマーク・ベノの音楽をサポートしてますね。

A面1曲目の「フラニー(Franny)」から、ゆったりした曲で、マーク・ベノの魅力全開な感じで、A面4曲目の「スピーク・ユア・マインド(Speak Your Mind)」なんか最高です。哀愁帯びていて、聴いていて黄昏れてしまいますね(笑)

B面1曲目の「グッド・タイムス(Good Times)」等、良い曲が揃ってますが、収録曲は全てマーク・ベノによるもののようで、ソングライターとしての素晴らしさも感じさせられます。
1st同様どの曲も女性コーラスが非常に効果的に挿入されているのがやはり印象的です。

それと、この人の経歴にもよるのでしょうが、時折とてもブルージーな演奏を聴かせてくれて、それがまた渋いですね。
このアルバムは、聴けば聴く程味わい深い、間違いなく名盤です。
アルバム・タイトルとジャケットもいいですよね。

雑魚(ジャケット見開き表) 雑魚(ジャケット見開き中)

さて、このタイミングでマーク・ベノのアルバムについて書いたのは、何と来日してるんですよね、今。
(この記事を書いているのは、2011年10月23日です)

Dr. Kこと徳武弘文さんの還暦を記念したツアーにジェリー・マギーとマーク・ベノが特別ゲストで参加しているとのことです(すいません、徳武弘文さんについては、ほとんど知りませんでした)。

Dr.K 還暦記念”LET’S SWAMP TOUR”
with Special Guests
Gerry McGee and Marc Benno
スワンプ・ミュージックをテーマとしたライブですよね、これは。いいな~

横浜2011年10月23日(日)を皮切りに、大阪27日(木)、名古屋28日(金)、そして東京が2011年10月30日(日)とのこと。
そうですよね~、北海道には来ませんよね~
あ~、2005年も逃して、今回もか~

◆iTunes StoreでMinnows – Marc Bennoをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.1.14)


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