前回紹介の「テイク・イット・バック・トゥ・テキサス」をCDで聴いてすっかり気に入ってしまったマーク・ベノです。
その後は、CD、LPどちらでも良いので、とにかくアルバムを探しましたね。
そうして何枚か手にしたんですが、購入時期は忘れてしまっているので、まずはこのアナログレコードからです。
「Marc Benno」
1970年発表の本人の名前を付けたデビュー・アルバムで、中古の輸入盤を手にしました。
アルバムにはブッカー・T.ジョーンズ、ライ・クーダー、ジェリー・マギー、コーラスでクーリッジ姉妹が参加していて、このメンバーがまたいい味出してるんですよね。
針を落とすと、もう、1曲目の「グッド・イヤー(Good Year)」から良いですね~!
この曲やA面4曲目の「トゥ・デイ・ラヴ・アフェア(Two Day Love Affair)」のノリや、曲後半の女性コーラスとの絡みなんかが最高ですね。
それにスローでブルージーな曲も味があって、雰囲気ありますよね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。個人的に一番好きな曲がA面最後の「セカンド・ストーリー・ウィンドウ(Second Story Window)」。
このアコースティックなサウンドがたまりません。
聴きながら黄昏れてしまいます。
B面1曲目「ティーチ・イット・トゥ・ザ・チルドレン(Teach It To The Children)」、B面3曲目「ハード・ロード(Hard Road)」では、ライ・クーダーの渋いスライドを聴くことができます。
B面2曲目「ファミリー・フル・オブ・ソウル(Family Full Of Soul)」なんか、ゴスペル風女性コーラスが最高で、横揺れスワンプは心地よいですし、アルバム最後の「ナイス・フィーリン(Nice Feelin)」もコーラスとオルガンの響きが何とも染みてくる良い曲ですね。
って、何だか結局、どの曲も好きなんですが、「ハード・ロード」(Hard Road)のみ共作で、その他は全てマーク・ベノのオリジナルというのですから、ソングライターとしても凄いですよね。いい曲書いてます。
気の利いたギターも忘れてはいけませんし、ヴォーカルも優しく甘めですが、気だるい感じで、何とも惹かれますね。
いや~、これがマーク・ベノのスワンプ・ロックか~!って感じで、このアルバムはかなり好きです。
実はこのアルバムは、1995年にCDで再発されていたものも手にしてます。
考えてみれば、CDとアナログLPを両方持っているアルバムってあまりないのですが(色々聴きたかったもので)、マーク・ベノはCDの時代になってから聴き始めたものの、何だかアナログ盤でも欲しかったんですよね。
◆iTunes StoreでMarc Benno – Marc Bennoをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.1.4)