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Hurry Sundown/アウトローズ〜カントリー色に加えて、よりハードでスケールの大きな演奏も聴かせる3rd

Hurry Sundown/アウトローズフロリダ州出身のサザン・ロック・バンドのアウトローズです。

オールマンやレーナード・スキナードほどの知名度はないですし、そのサウンドもサザン・ロックというにはかなり爽やかな感じですが、個人的には、その勢いのあるスカッとした感じが好きなんですよね。
そのアウトローズの、今回のアルバムはこちら。

Hurry Sundown」(ハリー・サンダウン

1977年発表の3rdアルバムですね。
中古の輸入盤を手にしました。

デビュー・アルバムから、そのサウンドは“一般的”なサザン・ロックのイメージからはちょっと離れていて、かなりカントリー色が強くて、爽やかで美しいコーラスと爽快なサウンドが特徴だったのですが、このアルバムではちょっと変化が見られます。

美しいコーラスは変わらずですが、曲によってはカントリー色が薄れて、ハードでスケールの大きな演奏も聴かれます。
それまでは、ほとんど感じられなかった“土臭さ”というのも香ってきますね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
アルバムのジャケットも、1stと2ndのイラストとは変わって、黒を基調の雰囲気の違うジャケットになってますよね。

アルバムの収録曲では、A面3曲目の「So Afraid」のようなカントリー調の爽やかな曲もありますが、スケールの大きさを感じさせるA面4曲目の「Holiday」や、B面1曲目の「Cold and Lonesome」なんかは印象的で、何より全体的に曲がメロディアスになってますね。

そして何と言っても、ツイン・ギターのリフから始まる、アルバム・タイトル曲「Hurry Sundown」がカッコいいです。
後半に畳み掛けてくるギターがやっぱりいいですね。
そうそう、アウトローズはトリプル・ギターの迫力なんですよね。
アルバム最後の曲「Man of the Hour」もカントリー色を漂わせながらも、雄大に壮快に展開してます。

ちなみにこのアウトローズも、このブログで以前触れたことのある、高校の時のバンド仲間から借りて聴いたんですよ。今考えると、その友人のコレクションは高校生としては、とんでもないですね(笑)

先に言っておきますと、アウトローズはこのアルバムの後に、かなりカッコいいライブ・アルバム「Bring It Back Alive」を出すんですが、残念ながら持ってないんですよね。
それも、その友人から借りてカセットテープで聴いていたのですが、アルバム購入の機会がないまま今に至ってます。

 
◆iTunes StoreでHurry Sundown (Remastered) – The Outlawsをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.1.12)


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