元々は、サザン・ロックと思って聴きだしたのではなく、高校の時のバンドの友人が何故か持っていたんですよね。
それを聴かせてもらって、すっかり気に入ってしまったという訳です。
それがアウトローズ。手にしたアルバムはタイトルがそのままの、こちら。
「Outlaws」
1975年発表のデビュー・アルバムですね。
購入したのは中古の輸入盤です。ちなみに邦題は「戦慄のアウトローズ」(凄い邦題)。
ギターがかなり気持ちいいです。ギターの音色はペキペキ系にサスティーンが効いた感じで、弾きまくってますね。
何たってトリプル・ギターです。
加えて特徴的なのが、ヴォーカルとコーラスが実に美しいこと(アルバムの邦題のイメージとは、かなりかけ離れてますね)。
一応、くくりとしてはサザン・ロックなのかもしれませんが、一般的に思い浮かべるサザン・ロックというには、かなり爽快ですかね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。そういう点では、オールマンのような土臭さやブルース・フィーリングを求めると、肩すかしを食らうかもしれません。
レーナード・スキナードほど、ガツンともきません。が、トリプル・ギターという事もあってか、同じサザン・ロックとしては、どちらかというとレーナード・スキナードに近いかもしれません(どちらかというと、ですがね)。
フロリダ州出身というのも関係あるのかな(レーナード・スキナードもですよね)。
ただ、メンバーの事とかは良く分かっていません。情報が少ないんですよね。
曲調はカントリー色も相まって、ウェスト・コースト・ロックの香りが強く漂ってきます。
ほんと、いきなり、イーグルスか?と思う程、爽やかなコーラスになったりしますから。
収録曲では、A面1曲目の「There Goes Another Love Song」から、ギターにコーラスにとご機嫌なサウンドを聴かせてくれます。スカッとしますよ。
B面1曲目の「Waterhole」なんかは、カントリー・フレイバーたっぷりの、ツイン・ソロで聴かせるギター・インストで、短い曲ながら無茶苦茶楽しいです。
アルバム最後の「Green Grass & High Tides」は、曲の展開も弾きまくるギターもいかにもサザン・ロックという感じで、カッチョイイっす。
アルバム通して聴いていて実に気持ちよくて、ご機嫌なサウンドを聴かせてくれているのですが、そこから一歩抜きん出るものがなかったのでしょうか、残念ながら日本では知名度が今いちのようです(本国ではどうかは知らないんですが…)。
私は今も気に入ってるんですけどねぇ…
◆iTunes StoreでThe Outlawsをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.19)