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On Stage/ロギンス&メッシーナ〜カントリー・タッチのポップ感覚に溢れたロックンロールが繰り広げられる2枚組ライブ・アルバム

On Stage/ロギンス&メッシーナバッファロー・スプリングフィールドの後期にメンバーになり、その後ポコを結成したジム・メッシーナが、ポコを脱退した後に組んだバンド(というかデュオ)ということで、気にはなっていたんですよね。

ただ、アルバムを買ったのは、結構後でした。ロギンス&メッシーナで、手にしたアルバムがこちら。

On Stage

1974年発表の2枚組のライブ・アルバムで、中古の輸入盤を手にしました。
ロギンス&メッシーナは1972年(1971年?)、ケニー・ロギンスとジム・メッシーナによって結成されデビューしていて、このアルバムは4枚目にあたります。

デビュー直後にあたる1972年4月サンフランシスコのウィンターランド、1973年3月ニューヨークのカーネギー・ホールとボストンのオーフューム・シアターでの演奏を収録してます。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
アルバムは、まずはケニー・ロギンスの弾き語りで、ヒット曲の「House at Pooh Corner(プー横丁の家)」から始まり、続く「Danny’s Song(ダニーの歌)」と、ほのぼのとしたカントリータッチの弾き語りが続きます。

Side1の5曲目「Long Tail Cat(ロング・テイル・キャット)」の途中からバックの演奏が加わり、そして、MCでジム・メッシーナが呼ばれて加わると、一気に演奏は盛り上がっていきます。
カントリー・タッチのポップ感覚に溢れたロックンロールは、ライブの雰囲気も相まって、本当に軽快ですよね。

ただ、Side2(1枚目)の2曲目「Angry Eyes(アングリー・アイズ)」や、アルバムのSide3(2枚目)を1曲で占める「Vahevala(ヴァヒーヴァラ)」といった長い曲では、インプロビゼーションの応酬を聴くことができ、ロギンス&メッシーナの二人だけではなく、バンドとしての高い演奏力も耳に出来ます。
時に聴かれる、カントリー・ロックという枠だけに留まらない、スケールの大きな曲調も魅力なんですね。

Side4は、3曲目の「Your Mama Don’t Dance(ママはダンスを踊らない)」等、観衆も盛り上がって、一気に聴かせてくれます。

個人的には、ジム・メッシーナの乾いた音色のギターが(テレキャスターの音でしょうか)とてもいいですね。
後になってから聴いた、ロギンス&メッシーナだったのですが、その頃と前後して、ケニー・ロギンスの大ヒット曲「フットルース」(1984年)なんかを耳にして、“このケニー・ロギンスが、あのケニー・ロギンスなんだ!?”なんて驚いたものです(笑)

ロギンス&メッシーナは1976年に解散してますが、2005年に再結成され、ライブ活動も展開しているそうです。

参考:ロギンス&メッシーナ – Wikipedia

◆iTunes StoreでOn Stage – Loggins & Messinaをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.26)


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