5月下旬のこの時期に急に冷え込む「リラ冷え」

昨日(23日)の小樽は気温12℃程と低く、寒かったです。
桜がやっと見ごろを迎えてからというものの、曇り空が続き、おまけにこの寒さ。

5月23日付北海道新聞夕刊によると、4月中旬から下旬並みの気候だそうです。

さて、その新聞記事の中で「リラ冷え」という言葉が使われてました。

この「リラ冷え」という一般にはあまり聞き慣れないこの言葉は、北海道特有の寒の戻りをさす表現のようです。

北海道ファンマガジンのサイトに説明があったので、引用させていただくと、

5月下旬の北海道は、暖かくなったと思ったら急に冷え込むという気候の変化が見られます。そんな時期に札幌市民がふつうに使っている言葉、それが「リラ冷え」という言葉なのです。
リラ冷えは北海道発祥!? [常識/習慣] | 北海道ファンマガジン

ちなみに、そのサイト内に説明がありますが、リラ冷えの「リラ」は、フランス語表記で「lilas」で、ライラックのことだそうです。

私は小樽市民ですが、ライラックと言えば札幌市民に馴染みが深く、ライラックまつりが開催中ですね。
「札幌の木」にも選定されています。

さらに引用させていただくと、

「リラ冷え」を創ったのは、榛谷(はんがい)美枝子さんという北海道を代表する俳人(江部乙出身)。1960年に詠まれた句の冒頭に使われています。リラの花が咲いた頃肌寒かたことから、「リラ冷え」を生み出したということだそうです。

 しかしこれを広めた立役者とも言うべき人は作家の渡辺淳一さん(上砂川出身)。1971年の著書「リラ冷えの街」で一気に広まっていきました。 この小説は、6月のまさにリラの季節、男女の愛を描く物語です。
リラ冷えは北海道発祥!? [常識/習慣] | 北海道ファンマガジン

ということで,正直、私は使ったことのない言葉なんですが(汗)、ちょっと素敵な表現ですよね。