札幌近郊からのお出かけに便利なJR北海道の「一日散歩きっぷ」(平成29年度)について

普段、そんなに旅行はしないんですが、普通列車に乗ってガタゴトのんびりと旅行するのってなんだかいいいですよね。

ということで、7月のある休日にふと思い立って、JR北海道の「一日散歩きっぷ」を使って地元・小樽から各駅停車の旅をしてみたんですが、この一日散歩きっぷって、使い方によっては、なかなかお得で便利なんですよね。

ということで、今回はこのJRの「一日散歩きっぷ」について書き留めておこうと思います。

JR北海道の「一日散歩きっぷ」(平成29年度)について

JR北海道の「一日散歩きっぷ」は、札幌近郊からJRを使って出かけるのにお得で便利なきっぷで、フリーエリア内の普通列車・快速列車の自由席が1日乗り放題となります。

※詳細は一日散歩きっぷ|JR北海道のおトクなきっぷより。

ただし、このきっぷは土曜・休日限定発売で、利用も土曜・休日限定となります(有効期間1日間)。

発売額:大人2,260円(こども1,130円)

平成29年(2017年)の利用期間、発売期間は次の通り。
平成29年4月1日~2017年11月5日の土曜・休日

利用日当日(営業開始時刻から営業終了時刻まで)限りの発売で、前売りはありません。

乗り放題になるのはフリーエリア内の普通列車・快速列車の自由席で、特急列車を利用する場合は別に運賃・料金が必要になります(特急券を追加購入しても乗車できない)。

さて、ここで肝心なのが、札幌近郊からのお出かけに便利というそのフリーエリアですよね。

きっぷに掲載のフリーエリア図がこちら。

私の地元・小樽は端っこになります。

例えば、小樽からだと北上して滝川方面に向かったり(旭川までは行けません)、苫小牧や室蘭方面に向かうのに便利そうですね。

以上の情報は、JR北海道の平成29年度の案内によるものなので、来年以降の情報は、またJR北海道の案内の発表を待つことになりますね。

【補足】
以下、注意事項は一日散歩きっぷ|JR北海道のおトクなきっぷからです。

※石勝線の「新得~新夕張」間は乗車駅、下車駅ともに「新得~新夕張」間内である場合に限り、特例として特急・急行料金を支払うことなく特急・急行列車の普通車自由席が利用できます。ただし、乗車駅・下車駅のいずれかが「新得~新夕張」間の範囲外である場合(特例区間内の駅で、一旦下車後に再度同一列車に乗車する場合を含みます)は、別に特急・急行列車の利用全区間の運賃・料金が必要です。

※乗車日が翌日にまたがる場合、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効となります。

※フリーエリア外にまたがる場合は、フリーエリアの端の駅まで有効として、端の駅から別に運賃を支払います。

※発売箇所は、小樽、南小樽、小樽築港、銭函、星置、手稲、稲積公園、発寒、発寒中央、琴似、桑園、札幌、苗穂、白石、厚別、森林公園、大麻、野幌、高砂、江別、幌向、岩見沢、八軒、新川、新琴似、篠路、拓北、あいの里教育大、石狩当別、平和、新札幌、上野幌、北広島、島松、恵み野、恵庭、千歳の各駅、札幌駅のツインクルプラザ

小樽駅ではみどりの窓口や、買い方は分かりませんが、券売機でも購入できます(今回は駅員さんが出てきて、券売機で実際に購入してみせてくれたのですが、よく分からなかった…)。

その他詳細も一日散歩きっぷ|JR北海道のおトクなきっぷで。

※この他にも旭川近郊の方にお得で便利な「道北一日散歩きっぷ」というのもありますね。
詳細はこちら:道北一日散歩きっぷ|JR北海道のおトクなきっぷ

※参考
平成 29 年度「一日散歩きっぷ」発売について – JR北海道(170209-2.pdf)
一日散歩きっぷ – Wikipedia

フリーエリアといっても北海道ではそんなに回れません

さて、ぱっと見て、フリーエリアの印象はどうでしょうか?結構遠くまで行ける?行けない?

小樽からの話をさせてもらうと、例えば普通列車で函館本線を北上するとなると、札幌を過ぎて江別あたりから電車の本数がぐっと減るんですよね。岩見沢発で滝川まで行こうとすると、普通列車は1時間に1本あるかないかです。

つまり、のんびり普通列車の旅と言っても、途中下車の旅をするとなると、下車した駅では次の電車の時刻に注意しておかないと、1本逃すと1時間待ちになるわけです。もちろん、帰りのことも考えないと行けませんしね。

ただし、小樽から滝川までの乗車料金は片道2,160円なので、片道分でほぼ元はとれるんですよね(一日散歩きっぷは2,260円)。

料金的にはやっぱり随分とお得なので、上手に使いたいですね。

ちなみに、フリーエリア図を見ると、滝川から根室本線で富良野に、さらに富良野線で美瑛まで行けるようですが、小樽からだと、普通列車で行くには時間がかかり過ぎて現実的ではありませんね(時刻表は調べてませんが…)。

おわりに

さすがに北海道は、路線によっては極端に電車の本数が少なくなるので、途中下車の旅となると、時刻に注意しないといけないですが、このJR北海道の「一日散歩きっぷ」を使い、のんびりと普通列車の旅で、知らない駅に降り立つのもいいですよね。

今回の「一日散歩きっぷ」を使った小旅行の記録は、また別の機会に掲載しようと思います。

(帰りのことも考えないと、遅くなってしまいますね)