この人の名前とギターは、ゲストとして参加していた、オールマン・ブラザーズ・バンドの「ブラザーズ&シスターズ」(1973年)で初めて聴きました。そこでのギターが本当にかっこ良かったんですよね~
レス・デューディック(Les Dudek)です。手にしたアルバムは、こちら。
「Say No More」
1977年発表のソロとしては2枚目です。
先に言いますと、レス・デューディックのソロ・アルバムは数枚出ているようですが、所有しているのは、残念ながらこの1枚だけです。
キャリアの詳細はちょっと分からないのですが、当時は色々なセッションに参加していたのでしょうね。
私が所有していた中では、ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ(Silk Degrees)」(1976年)なんかにも参加していて、結構驚いたものです(そこでは、かなり渋いスライドを聴かせてくれてます)。
前述のオールマンの「ブラザーズ&シスターズ(Brothers And Sisters)」なんかは、そのままメンバーになっても良かったくらいにフィットしていたと思うのですが、どうでしょうか。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。さて、このアルバムについてですが、まず参加メンバーを見てみると、TOTOのジェフ・ポーカロとデヴィッド・ペイチの名前がありますね。
ギターは全てレス・デューディックで、ヴォーカルもとってます。
A面1曲目の「Jailabamboozle」から、歯切れのいいソウルフルでファンキーなサウンドで、オールマンの時のサザン・ロックをイメージしていると、ちょっと感じが違いますね。
A面3曲目のインスト「One to Beam Up」なんかは、ほとんどフージョンと言った感じでギターを弾きまくってます。
サザン・ロックの括りのつもりで手に入れて聴いたのですが、そういう範疇ではなく、サウンド的にはリズムが効いていて、かなり洗練された音作りでもありますよね。
これは、アルバム通してそうですね。
ただ、そこに、実にカッコ良くて心地よい、ご機嫌なギターが、時にスライドも絡めて入ってくるので、たっぷりレス・デューディックのギターを楽しめるのは間違いないです。
B面4曲目のインストの「Zorro Rides Again」なんかも、かなりリズムがバシバシで、ギターも弾きまくってますよ。
そして、アルバム最後のB面5曲目はアコギのバックで、しみじみと聴かせてくれてます。
いやいや、このアルバムは久しぶりに聴いたのですが、このお方のギター、かなりいいですね~!
※1stと2ndのカップリングCDもあるんですね。
◆iTunes StoreでSay No More – Les Dudekをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.1.19)