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ディキシー・ロック/ウェット・ウィリー〜ファンキーでソウルフルでブルース・フィーリングにも溢れる音楽性の幅が広いサザン・ロック・バンド

ディキシー・ロック/ウェット・ウィリーアラバマ州モービルで1970年に結成された、サザン・ロック・バンド、ウェット・ウィリーWet Willie)。
手にしたアルバムは、こちら。

ディキシー・ロックDixie Rock)」

1975年にキャプリコーンから出された、ウェット・ウィリー5枚目のアルバムです。
中古の国内盤を手に入れました。

と淡々と書いてますが、ウェット・ウィリーで所有のアルバムはこれ1枚のみなんです。
実際は、なかなかあれもこれもは手が出ません…

ということで、他のアルバムは聴いたことがないので、バンドの歴史的なことや、音楽的な変遷については、正直詳しくは知らないんですよね。
なので、以降はライナー・ノーツを参考にさせてもらってます。

メンバーは、私もよく知らなかったので、ここで改めて名前を記しておきます。

ジミー・ホール(ヴォーカル、ハープ、サックス)
ジャック・ホール(ベース、バックグラウンド・ヴォーカル)
リッキー・ハーシュ(ギター、バックグラウンド・ヴォーカル)
ジョン・アンソニー(キーボード、リズム・ギター)
ルイス・ロス(ドラムス、パーカッション)

以上の5名プラス、前作から正式メンバーとなっている、女性バックグラウンド・ヴォーカルが、
エラ・アヴェリー、ドナ・ホールからなる“ウィリエッツ”ですね。
プロデュースはトム・ダウドですよ。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
アルバム通して聴くと、結構、ファンキーと言うか、ソウルフルと言うかで、ソリッドでノリの良いサウンドを聴かせてくれてます。

ただその中でも、ギターはブルース・フィーリング溢れてますし、ハープやサックスが入ってきますし、そこに女性コーラスが絡んできたりするので、何とも音楽性の幅が広い感じがして、それがこのバンドならではのサウンドになってるんでしょうね。

収録曲では、A面3曲目のアルバム・タイトル曲の「Dixie Rock」は、アルバムの中では比較的泥臭い香りがする、サザン・ロックらしい曲ですかね。

A面5曲目の「Mama Didn’t Raise No Fools」は、ミディアム・テンポのファンキー・ブルースで、スライドとハープがなかなか聴かせます。

B面1曲目の「It’s Gonna Stop Rainin’ Soon」は何とも土臭くて、シンプルだけど味のあるロック・ナンバーで、結構好きですね。

その他にも、カントリー・ブルースやゴスペル色を漂わす曲と、やはり幅広い音楽性を見せています。
ブギー・ナンバーもいい味出してます。
こうなると、ちゃんと他のアルバムも聴いてみたいものですね。

それにしても、この時期の南部には、凄いバンドが色々といたもんですよね。

◆iTunes StoreでWet Willieをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.1.20)


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