サッカー国際親善試合 日本代表対ウルグアイ代表 テレビ観戦記(2014.9.5)

ハビエル・アギーレ新監督率いる新生日本代表の初陣ですね。
対戦相手は強豪ウルグアイです。

キリンチャレンジカップ
サッカー国際親善試合 日本代表対ウルグアイ代表

キックオフ:2014年9月5日(金)19時25分
試合会場:札幌ドーム

サッカー日本代表戦は、W杯ブラジル大会以来となりますが、この親善試合は札幌での試合なので、行きたかったのですが、今回もテレビ観戦です。

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

さてさて、W杯ブラジル大会は残念な結果に終わりましたが、いよいよ新しい日本代表が始動しますね。

先日、初選出5人を含む新生日本代表23人が発表されました。
アギーレ監督による新生サッカー日本代表メンバー23選手が発表 | ローカルブロガーのメモ帳

ただ、長谷部が左膝違和感のため、チームを離脱してしまいました。
ちょっと残念ですが、ここで無理をすることはないですね。
(参考:長谷部が左膝違和感のため代表を離脱 (ゲキサカ) – Yahoo!ニュース

さて、アギーレ監督による日本代表ですが、システムが4-3-3ということで、どういうメンバー構成になるのかは興味深いですよね。
個人的には、アンカーで起用されそうな細貝に注目していて、キーマンになるのでは、と思ってます。

本田や長友らの従来からの代表組と、新しい顔ぶれが、どのようなコンビネーションを見せてくれるのか、フォーメーション自体も新しいので、いきない上手くいくとは思ってはいませんが、何か可能性を見せてもらいたいです。

アギーレ監督が言っていた、

「短時間だが密度の濃い練習ができた。このスタジアムが満員になる。走らない、戦わない、そんな言い訳はできないだろう」
アギーレ監督 変幻采配で勝つ!状況でシステム変更&2戦で全員起用 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

というこで、まずは走って、気持ちで負けない、戦う姿勢を見せてもらいたいですね。

対戦相手のウルグアイは、間違いなく強豪チームです。
W杯ブラジル大会ではベスト16でしたが、グループリーグでは、死のグループと言われたグループDで、イングランド、イタリアを退けての決勝トーナメント進出でしたからね。

今回、スアレス、フォルランはいませんが、カバーニは来てますし、W杯メンバーも多く残っているようです。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 1 川島永嗣
DF 21 酒井宏樹/DF 22 吉田麻也/DF 15 坂井達弥/DF 5 長友佑都
MF 13 細貝萌/DF 6 森重真人/MF 8 田中順也
FW 4 本田圭佑/FW 19 皆川佑介/FW 9 岡崎慎司

なんと、代表初選出のFW皆川とDF坂井を先発に使ってきました。
まあ、横一線、ゼロからのスタートとなれば、誰にもチャンスがあって、誰が出てきてもいいわけですからね。

どうやら、森重をアンカーに使うようですね。面白いです。
ゲームキャプテンは本田です。

試合観戦記《前半》

フレッシュなメンバーで、しかも4-3-3という新しいシステムでしたが、出だしから、それほどぎこちなさや連携の悪さは感じられず、初戦としてはなかなかいい動きのように見えました。

しかし、なかなかゴール前での攻撃の形に持っていけないのは、やはりウルグアイの守備の堅さなのでしょうかね。

そのウルグアイは、出だしは様子見の感じがしましたが、もともとポゼッションサッカーではなく、堅守速攻のサッカーなので、ウルグアイのペースではあるんですよね。

前半17分、岡崎が相手をかわして上げたクロスを、皆川がフリーでヘディングで合わせたのですが、これはポストの上。
こういう数少ないチャンスを確実に決めてもらいたいところです。

前半34、酒井宏から坂井へのバックパスで、坂井のトラップが大きくなったミスをカバーニが見逃さなかったですね。
奪われたパスを回され、最後はカバーニに決められ、日本は先制を許しました。

う〜ん、ミスからの失点は残念ですね。もったいない。

前半はこのまま0—1と、ウルグアイのリードで終了。
ただ、本田を始め、結構、みんな走れてましたし、後半に期待です。

そうそう、セットプレーはマークのズレなのか、結構危ないシーンになってしまってたのが、気になります。

試合観戦記《後半》

後半に入っても、やっぱりウルグアイのペースです。
日本はボールを持っても、早い攻撃に移れないのは、やはりウルグアイの戻りが早くて守備が固いんですね。

19 皆川→14 武藤(後半13分)
売り出し中の武藤が出てきました。左FWに入り、岡崎がセンターに。

さらに、途中から、システムが4-4-2に変わったようです。
こういう柔軟な変更は、いいんではないでしょうかね。対応できない選手はきっと呼ばれなくなるのかな。

しかし、後半25分、右サイドからのクロスに対して、酒井宏がヘッドのクリアを中央に返してしまい(ほとんどラストパスでした)、そこからの流れで、一度は跳ね返したものの、最後はエルナンデスに決められてしまいました。

これで0—2ですが、これまたミスからの失点で、こういうミスをしているうちは、強豪相手になかなか厳しいですよね。

だんだんと、日本はプレスも甘くなり、攻撃も単調で、ますます攻め手がなくなり、完全にウルグアイのペースです。

8 田中→11 柿谷(左サイドのMFの位置でした)(後半31分)
21 酒井宏樹→3 酒井高徳(後半42分)

閉塞感があった中、武藤のポスト直撃の惜しいミドル・シュートがありましたが、見せ場はそのくらいでしたでしょうか。

6 森重→10 森岡(後半44分)

森岡が出てきてから、わずかですが攻撃の流れが変わったので、もうちょっと見たかったですね。

結局、試合はこのまま大きな盛り上がりもなく、0—2で終了。
アギーレ・ジャパンは初陣を飾ることはできませんでした。完敗でした。

おわりに

まずは、やっぱりウルグアイは強かったです。

まあ、弱いチームと対戦して、現状の立ち位置を勘違いするより、まずは強豪チームと対戦して、しっかり足元を見つめた方がいいですよね。
ちなみに、FIFAランキングは、目安とはいえ、日本が44位でウルグアイは6位ですから(汗)

それにしても、やっぱりミスからの失点はなくしたいですね。

それと、アギーレ監督、メンバー交代枠を全部使わなかったですね。というか、ちょっと遅くないですか?

全体が連動する動きがあるといいんでしょうが、まだまだでしたし、それにしても、パサーというか、ゲームをコントロールできるプレーヤーが欲しくなるような、工夫のない単調な攻めに終始してしまいましたね。
(なので、森岡をもうちょっと見たかったですし、今日出番のなかった柴崎にも注目してます)

そうそう、コーナーキックを岡崎が蹴ってましたが、今のメンバーに、本田の他にキッカーがいないのかな?

次は、9日に横浜でベネズエラ戦です。
今日、出番がなかった選手、大迫や柴崎らにも出番があるでしょうから、頑張ってもらいたいですね。楽しみです。