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マネー・アンド・シガレッツ/エリック・クラプトン〜リラックスした演奏が渋い、クラプトンで初めて新譜で手にしたアルバム

マネー・アンド・シガレッツ/エリック・クラプトン高校生の頃、手にしたアルバムは、過去にリリースされたブルースや古いロック等ばかりだったのですが、気に入った音楽がたまたま古い録音だっただけで、何も新譜を避けていた訳ではありません。

ですから、以前の記事のストーンズのように、お気に入りのミュージシャンの新譜が出て、それを購入できるときの喜びは相当なものです

たとえ、それが以前のスタイルとは変わっていてもです。
(→アンダーカヴァー/ローリング・ストーンズ〜ようやく新譜で手にしたストーンズのアルバムがこれでした)。

「あ~、あのミュージシャンの新譜なんだ~」と、憧れて聴いていたミュージシャンとの間で、途切れていた時間の流れが、ようやくつながった気がして、と、ほとんど自己満足なんですがね…

私にとってのそんな1枚が、エリック・クラプトンの1983年発売の、このアルバムです。

マネー・アンド・シガレッツ」(Money and Cigarettes)


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
クラプトンのそれ以前のアルバムは既に結構聴いていましたし、アルバムも数枚入手していたのですが、新譜でクラプトンのレコードを手にしたのはこれが確か初めてでした。

アルバムの評価自体はあまり耳にしないので、そう評価はされていないのでしょうが、前述の通り、クラプトンと自分との間で途切れていた時間の流れをつないでくれて、同時代にしてくれたアルバムですから、評価云々以前に、圧倒的にうれしい方が勝っていました。

確かにアルバムの印象としては、渋く落ち着いた演奏を聴かせるものの、大きなヒットにはならず、全体的に軽くポップな感じが占めていて、そこら辺が評価が分かれる原因でしょうか?

とはいえ、どの曲もリラックスしたクラプトンのギターと歌を十分楽しめ、当時は結構あちこちで流れていたと思います。「メイク・ア・チェンジ」とか「ロックン・ロール・ハート」とか(何と言ってもクラプトンの新譜ですからね、人気はあるでしょう)。

こちらも気負わず、リラッスクして聴くことのできる、好アルバムです(もちろん、クラプトンで初めて新譜で手に入れたアルバムという思い入れもありますしね)。

個人的には、アルバート・キングの演奏で有名な「クロス・カット・ソウ」が好きで、それならばと、アルバート・キングのレコードを探しにいったものです。

ゲストでライ・クーダーが参加しているのと、バック・バンドでペキペキとしたギターが印象的なアルバート・リーの名前をこのアルバムで覚えました。こういうギタリストも気になってしまうんですよね。そのうちにこのブログにも出てくる予定です。

◆iTunes StoreでMoney and Cigarettes – エリック・クラプトンをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.3.16)