地震で学んだこと/停電時のブレーカーと炊飯器が熱かった!!の話

9月6日未明に北海道の胆振(いぶり)地方中東部を震源地に起きた、最大震度7を記録した「平成30年北海道胆振東部地震」は、私の住む小樽では震度4でした。

地震後に発生した道内全域での停電は、小樽では6日の夕方から復旧し始め、小樽市全域で停電が解消したのは7日(金)23時のことでした。

さて、このような停電時に、よく言われているのが、ブレーカーを落とすということですよね。

で、今回の停電に際して、ブレーカーに関して、ちょっとした出来事があったので、書き留めておこうと思います。

停電時にはブレーカーを落としておいたほうがいい!?

私は停電中は主にツイッターで情報を集めていたのですが、以下のような情報が発信されていました。

家電のシャープからもこんなツイートが。

※参考
神戸市:通電火災ってご存知?
地震後の停電は「ブレーカー落として」 火災の危険、消防庁らが呼びかけ – ITmedia NEWS

これは、それぞれの注意事項を読むと、停電が復旧した後に発生する通電火災を防ぐためということで、特に、自宅を離れる際には、ブレーカーを落としてから外出してください、というものなんですよね。

地震の際に、電気製品が倒れたりして、その発熱部分に燃えやすいものが触れてしまい、電気が復旧して通電した際に、そこから発火したり、地震の影響などで配線部分が傷つき、通電した際に配線がショートして発火ということもあるそうです。

実際に停電になってブレーカーは落としたか!?

さて、実際に停電になって、これらの注意を目にした際に最初に思ったのは、正直なところ、すぐに出かける予定もなく家にいるので、まあ、大丈夫かなって感じでした。

それに、家にいる間、ブレーカーを落としていたら停電から復旧した際に分からないので、ブレーカーはそのままでいいかな!?とも思いました。

で、停電が続く中、少し落ち着いてきたので、この日は少し外出をすることにしたんです。

その際、さすがに色々と調べていたので、念のためにブレーカーを落として行くことにしました。まあ、用心に越したことはないですからね。

そして、しばらく外出していたのですが、外出先で、スマホでツイッターを確認していると、どうやら私の住む地区が停電から復旧したという情報があって、慌てて帰宅します。

そして、帰宅後にブレーカーを戻すと!!ピカピカピカ〜!!

お〜!!やった〜!電気復活!!

と喜んでいる中、“うぉ〜〜ん!!”という機械音(起動音)が!?

停電の復旧とともに炊飯器が動き出して発熱!!

停電の復旧とともに鳴り出した機械音に、あれ?なんだろうと、その音の鳴る方へ行ってみると、それは炊飯器が動き出して、炊飯を始めた音でした。

ここで、詳しい状況説明なんですが、実は、停電になった際、炊飯器は朝に炊けるようにタイマー設定をしていたんです。で、炊き始める前の未明に停電になってしまったので、ひとまず中の米と水を内釜から取り出して、内釜は元に戻しておいたんです。つまり、空の内釜が炊飯器にセットされている状況だったというわけ。

で、話は戻りますが、その状態で停電から復旧して通電した際、タイマーの時間はとっくに過ぎていたのですが、そのセットが生きていたのでしょうね、通電と同時に炊飯が始まりました。

しかし、内釜は空。空焚きです。

すぐにその機械音に気づいたので、炊飯器のスイッチを切って、内釜を持ったら…

熱っ!!

そう、内釜の、特に底はものすごい熱でアツアツです。ブレーカーを戻して、炊飯器の音に気づいて、スイッチを切るまで、ものの1分です。

今の炊飯器は、さすがに空焚き防止の機能は付いているでしょうから、その後に電源は切れるでしょうが(もちろん、怖くて確認してません)、ちょっと怖かったです。それと、炊飯時の発熱がとんでもないことが分かりました。

外出する時にブレーカーを落とさなかったら、帰宅した時にはすでに停電から復旧しているので、完全に空焚きしていたというわけですね。

おわりに

なるほど、停電から復旧すると、こういうことが起こるんですね。

短い停電ですと、今使用していた家電製品がそのまますぐに復旧するので確認しやすいですが、長い停電だと、どんな電気製品を使っていたか忘れてしまいますからね。

スイッチがオンのまま停電になって、復旧したらそのまままた付いてしまうような、そして、熱を発する家電には注意ですね。そうだ、アイロンとかドライヤーとかはどうなのかな。そのまま付くんだったら危ないですね。上記のシャープのツイートにもありましが、停電時にはコンセントを抜く、というのも正直面倒なんですが、必要なんですね。

ということで、そんなことがあって、家の中いてもそうですが、少なくとも、停電時に外出するときは、ブレーカーを落とした方がいいというのは、今回、実感として学びました。

帰ってみたら家の中が…、なんてことがないように、用心ですね。