バディ・ガイ関連のアルバムで最初に手にしたのは、メンフィス・スリムと一緒に演奏していて、どちらかというとサポートにまわっていたアルバムでした(→サウスサイド・リユニオン/メンフィス・スリム&バディ・ガイ)。
すっかりそのギターが気に入ってしまい、単独アルバムを聴いてみたいと思っていたのですが、初めて手にした単独のアルバムは結構経ってからで、それがこちら。
「A Man And The Blues」
元は1968年発表のようですが、購入したのは1987年再発の輸入盤です。
レーベルがチェスからヴァンガードへ移って最初のアルバムですね。
1曲目のタイトル曲のねっとりしたブルースから始まるこのアルバムは、バディにしては抑え気味なのかもしれませんが、セッションしているような緊張感も感じられ、かなり楽しめます。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。アルバムとしては初期の録音ですが、既にバディの魅力一杯で、エレクトリッック・ブルース・ギターの見本のようなそのギターはたまらないですね。
絞り出すような、ヒステリックなヴォーカルもなかなか迫力があり、この人の魅力ですよね(好みが分かれるところかもしれませんが)。
以前このブログでも出てきた、スティーヴィー・レイ・ヴォーンがアルバム「Texas Flood(テキサス・フラッド~ブルースの洪水)」でカバーしている「Mary Had A Little Lamb」はお気に入りの曲です。
1950年代後半にオーティス・ラッシュ、マジック・サムとともに、シカゴ・ブルースの新世代として登場して、活躍したバディ。
マディ・ウォーターズのバンドのギタリストにもなってましたね。
1980年代は活動が鈍るも、1990年代からのバディ・ガイは怒濤の勢いで活動が活発になってきますよね。
ロック系のギタリストとの交流も盛んになり、普通のロックファンにも人気急上昇でした。
当然、私もその流れに乗っかって、CD買ったり、来日コンサートを観に行ったり、すっかりバディにやられてしまいました。
◆iTunes Storeでバティー・ガイをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.9.8)