【U-22日本代表】サッカー国際親善試合 U-22日本代表対U-22コロンビア代表 テレビ観戦記(2019.11.17)

東京五輪世代のサッカーU-22日本代表の国際親善試です。対戦相手はU-22コロンビア代表です。

サッカー国際親善試合 U-22日本代表対U-22コロンビア代表

キックオフ:2019年11月17日(日) 12時50分
試合会場:エディオンスタジアム広島

先発メンバー

GK 1 大迫敬介
DF 16 岩田智輝/DF 2 立田悠悟/DF 4 板倉滉
MF 8 田中駿汰/MF 3 中山雄太
MF 22 菅原由勢/MF 7 堂安律/MF 17 久保建英/MF 5 菅大輝
FW 18 上田綺世

A代表常連の堂安と久保が、いよいよこちらに加わったということで、このチームでどのようなプレーを見せてくれるか楽しみです。

加えて、これまでは代理監督が指揮をとっていたこのチームを、A代表と兼任の森保監督が直接指揮をとるということで、その采配にも注目です。けど、システムはA代表と違って3バックなんですよね。

試合観戦記

序盤は比較的静かな立ち上がりの中で、久保のドリブルによるFK獲得(キックは壁に)や、堂安の敵陣でのボール奪取からのドリブルによるFK獲得(キックは枠の上)といった日本代表の見せ場もあるにはあったのですが、その後はほとんど日本にチャンスらしいチャンスは訪れません。

対するコロンビアは、前半は落ち着いた試合運びで、プレッシャーをしっかりとかけつつ、マイボールになるとボールをじっくり回している印象ですね。

日本はDFからのビルドアップがうまくいきませんね。それに、ボランチのとことで狙われているのか、前線にボールを展開できないですね。ボールを奪われるシーンも結構見られます。

次第にコロンビアの圧力が強まってきて、日本陣内でのプレーが増えてきましたが、決定的なシーンは生まれず、結局、前半はスコアレスで折り返します。

後半開始からの選手交代:上田→FW 9 小川航基

後半立ち上がりすぐの2分、左サイドからのクロスに中央で競ってボールがこぼれると、それをコロンビア選手(サンドバル)が拾って放ったシュートはGK大迫の手を弾いてゴールラインを割ってゴール。コロンビアが先制です。

DFの人数は足りていたのですが、だれも詰めることができませんでしたね。

コロンビアのロングスロー、すごいですね(後半12分)。

いや〜、中盤でのボールキープ、ゲームメークが全くできませんね。残念ながら、中山が機能してなくて、狙われてます。

後半14分、コロンビア陣内からボールを綺麗に繋がれて、左サイドからペナルティエリアすぐ外の中央までドリブルで運ばれ右にパスを出されると、右から入ってきたフリーのコロンビア選手(ラミレス)に渡り、ボールを置き直して放ったシュートがゴーール!!

いや〜、綺麗な攻撃でしたね。完全に崩されました。ここで各選手の表情が映されましたが、皆、呆然といった感じですね。

後半17分に選手交代です。
岩田→MF 10 三好康児/菅→DF 14 原輝綺
三好は好きな選手なので、期待したいですね。ん?システムは4バックになってるかな。

コロンビアは、後半の時間が経過してきても足が止まらず、プレッシャーをしっかりとかけ続けてますね。いまさらですが、いいチームです。後半29分には、コロンビアにパスを回しながら攻め込まれるシーンがありましたが、対して日本は攻撃の形が作れません。

後半35分、久保が左サイドの深い位置から折り返すと、フリーで受けた堂安がシュートを放つも、これは利き足と逆の右だったせいか力なくGK正面へ。

そして、日本最大のチャンスは後半36分、堂安のセンターライン手前からの長いスルーパスが前線で抜け出した小川にピタリと合って、小川はダイレクトでシュートを放ち、ゴールが決まったかに見えたものの、これが惜しくも左ポストに当たってゴールならず。

堂安→MF 11食野亮太郎(後半38分)
田中→FW 13 前田大然(後半42分)
交代で入った食野はなかなか積極的でしたが、決定的なシーンは生まれず。

結局、試合はこのまま0-2終了。

おわりに

U-22日本代表、完敗ですね。
南米の難敵コロンビアに対して、力不足でほとんど何もできなかった、というのを感じられたのが収穫といえば収穫かもしれません。

ボランチがほぼ機能してない。中盤の守備ができてない、ボールを展開できない(奪われる)。
トップにボールが収まらない(2シャドウとの連携不足)。
3バック時にウイングバックを使ったサイド攻撃がほとんどできてない(個人的にはコンサの菅に頑張ってもらいたかったのですが)。
DFラインからのビルドアップができてない。などなど…

この五輪代表チームに用いられる、3バックのシステム的な問題ももちろんあるでしょうが、あまりにも連携がとれてない。そして、なにより、見ていてプレスの出足が遅くて球際が弱い。

う〜ん、試合前にベストメンバーとうたった割には、収穫を探すのが難しいくらいに完敗でした。森保監督の采配としても、何かをできた感じはしませんでしたね、

今後が心配になる試合内容でしたが、直前でなくてよかったかもしれません。

※参考:サッカー代表 – U-22日本vs.U-22コロンビア -テキスト速報 – スポーツナビ