2018ワールドカップロシア大会【グループC第3節】オーストラリア対ペルーテレビ観戦記（2018.6.26）

ワールドカップロシア大会もグループリーグ最終節に入っています。

グループCのこの試合は、まだ決勝トーナメント進出の可能性を残すオーストラリア（勝ち点1）と、グループリーグ敗退が決まっているペルー（勝ち点0）との試合です。

「オーストラリア対ペルー」

キックオフ：2018年6月26日（火）23時00分（日本時間）
試合会場：フィシュトスタジアム

勝ち点1のオーストラリアは、まずは勝利が絶対条件で、もう１つの試合のデンマーク（勝ち点4）の結果によっては、まだ決勝トーナメント進出の可能性があります。

ペルー（勝ち点0）は残念ながらグループリーグ敗退が決まっていますが、36年ぶりのワールドカップ出場で、40年ぶりの勝利を目指します。

オーストラリアがボールを保持して試合を進める展開ですが、ペルーはこれまでのように前から積極的にはいかずに、どちらかというと引いて守り、カウンター狙いでしょうか。

なので、序盤はオーストラリアがやや押し込んでいますね。
なんだかペルーの選手があまりに静かで、反対に不気味です。

オーストラリアがボールを保持するものの攻めあぐねている中、前半18分、ペルーが自陣からロングフィードをゲレーロが収め、ペナルティエリア左からクロスを入れると、反対サイドに走りこんできたカリージョがボレーシュートを放ち、これが見事にゴールネットを揺らして、ペルーが先制です！！

ペルーはこの試合最初のシュートで、今大会初ゴール、そして、36年ぶりのワールドカップでのゴールとなりました。

オーストラリアは最終ラインでパスを回し、攻撃の機会を伺うものの、なかなかゴール前まで攻め込めないのですが、う〜ん、オーストラリアは以前のように、サイドから単純にクロスを入れた方が、相手にとって嫌だと思うのですが、どうなんでしょうかね。

前半27分、オーストラリアのロギッチが、中央を強引に突破してシュートまで持ち込むもののGKに防がれます。
前半34分、ロギッチのスルーパスに抜け出したクルーズのペナルティエリア左からの折り返しに、中央でレッキーが滑り込んで合わせようとするもDFに阻まれます。

ペルーは先制点をあげた後も、落ち着いた試合運びで、オーストラリアの攻撃も集中した守備でしのぎ、時折、カウンターを仕掛けます。さらに、前半終盤はペルーもボールをキープして試合をコントロールし始めました。

前半は1—0とペルーのリードで折り返します。

後半は、開始からペルーが積極的に前に出てきましたね。

すると後半5分、ペルーは左サイドからクエバが抜け出すとドリブルで駆け上がり、ペナルティエリア左から中央に折り返すと、ボールは相手に当たって跳ね上がるものの、これをゲレーロがうまく左足でボレーを放つとボールはゴールに！！ペルーが追加点を入れました。

ゲレーロが後ろからきたボールを相手DFと重なりながらも強引にシュートを打ちましたね。
これで、グループリーグ突破には最低でも勝利が必要なオーストラリアは、厳しくなってきました。

後半8分には、ついに今大会初出場となるケーヒルが入ってきました。

このあたりから、またペルーは引いて守備を堅め、カウンター狙いに戻りました。

オーストラリアはほとんど攻め込むことができず、時間だけが経過していきます。

結局、この後の時間は、オーストラリアがボールを保持するも、ペルーの守備の前にゴール前でいい形を作ることができず、時折ペルーがカウンターで攻め込むという展開が続き、そのまま試合終了。

ペルーが2—0で、ワールドカップ40年ぶりの勝利となる今大会の初勝利で大会を終えました。

オーストラリアはゴール前での工夫がもうひうとつ足りなかったか、どうにも攻め手がなかったですね。終わってみれば、オーストラリアはグループ最下位となってしまいました。

ペルーは、もともと各選手がハードワークするいいチームの印象がありましたが、この試合ではさらに試合巧者ぶりを見せてくれました。

同時キックオフのフランスとデンマークの試合は、結局、スコアレスドローで終わり、この結果、グループCはフランスが1位、デンマークが2位で決勝トーナメント進出となってます。