2018ワールドカップロシア大会【グループC第1節】フランス対オーストラリア テレビ観戦記(2018.6.16)

熱戦が繰り広げられているワールドカップロシア大会の3日目最初の試合は、「レ・ブルー」フランスと「サッカルーズ」オーストラリアとの試合です。

フランス 対 オーストラリア

キックオフ:2018年6月16日(土)19時00分(日本時間)
試合会場:カザンアリーナ

FIFAランキング7位のフランスは、前線に注目のグリーズマン(アトレティコ・マドリード)に加えて、19歳で10番のキリアン・エムバペ(PSG)と21歳のウスマン・デンベレ(バルセロナ)という若い2人が並んでいるんですよね。フランスはタレントが豊富ですね。監督は、1998年のフランス優勝時のキャプテンだったデシャン監督です。

対するアジア予選でグループ3位でプレーオフに回る苦戦をしたオーストラリアは、最終予選終了後の1月ファンマルワイク監督が就任してます。FIFAランキングは36位ですが、アジア代表とし出場しているオーストラリアがどこまでできるか楽しみです。ちなみに、トップに入るナバウトは浦和レッズ所属ですね。

試合観戦記

序盤から、フランスがボールを保持して、スピードあるエムバペ中心に攻撃をしかけ、フランスペースで試合が進みます。

ただ、オーストラリアはしっかりと対応できていて、さらに、次第にフランスのリズムに慣れてきたのか、時折、いい形で攻撃もできてます。前半17分には、セットプレーからの惜しいシーンもあったので、チャンスはありそうですね。

前半は、フランスが優位に試合を進めるものの得点することはできず0—0のスコアレスで折り返します。

しっかり守っているオーストラリアとしては、いい流れなのかもしれませんね。

後半開始から、やはりフランスが前がかりに圧力をかけてきます。

後半9分、ポグバのスルーパスに抜け出したグリーズマンが、ペナルティエリア内で倒されたものの笛は鳴らず、ただし、このプレーが今大会から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の対象となり、その後しばらくプレーが続行されるものの、プレーが途切れたところで一時中し、判定を待つことに。

結局、VARによってPKの判定となりました。よく見ると、流れた足がかかって倒してしまった感じなのでそれかな。

このPKをグリーズマンがきっちり決めて、フランスが先制です(後半13分)。いや〜、VAR判定でしたね。

しかし、後半15分、今度はフランスがペナルティエリア内でハンドをしてしまい、オーストラリアがPK獲得。これは手を伸ばしていて、明らかなハンドでPKですね。

これをジェディナクがしっかり決めて、オーストラリアが1—1の同点に追いつきました(後半17分)。これは面白くなってきた!!

その後も、基本、フランスが押してゲームを進め、それをオーストラリアが迎えるという構図に変わりがないものの得点シーンが生まれることなく時間が経過していきます。

試合も終盤に入った後半36分、ポグバがパス交換でゴール前に進入して放ったシュートはDFに当たったのかループ気味になり、これがゴールポストに当たって真下に跳ね返ります。

これがゴールラインを割ったかどうか微妙のところでしたが、今度はゴールラインテクノロジーにより、ボールが完全にラインを割ったとジャッジ。これで、フランスが2—1と勝ち越しました。

ゴールラインテクノロジーは、1秒以内に主審に判定が送られるんですね。

結局、試合はこのままフランスがリードを保ち、2—1で勝利を収めました。

おわりに

オーストラリアの粘り強い守備に手を焼いた感じのフランスでしたが、勝ちきりましたね。そのあたりはさすがです。

オーストラリアは試合としては押されていたものの、フランスという強豪相手を考えれば、内容としてはまずまずだったかもしれませんね。残りの試合に期待です。

いや〜、それにしても、今大会から導入されたビデオ判定でPKが判定されましたね。ゲームは一時中断してしまいますが、これは、後腐れなくていいかもしれませんね。

そして、フランスの2点目はゴールラインテクノロジーと、この試合はサッカーの試合における新しい技術によって、判定がもたらされました。この辺りは今大会の特徴ですね。

※参考:フランス vs. オーストラリア(グループC) テキスト速報 – ロシアワールドカップ特集 – スポーツナビ