2018ワールドカップロシア大会【準々決勝・ベスト8】スウェーデン対イングランド テレビ観戦記(2018.7.7)

ワールドカップロシア大会もいよいよベスト8の戦い。堅実な守備で勝ち上がってきたスウェーデンと、ケイン中心に調子を上げてきているイングランドとの対戦です。

スウェーデン 対 イングランド

キックオフ:2018年7月7日(土)23時00分(日本時間)
試合会場:サマーラアリーナ

イングランドの攻撃はケイン中心となるでしょうが、スウェーデンの守備はとにかく堅いので、そこを崩せるか。両チームとも高さがあるので、お互いに大きな武器となるセットプレーが鍵を握りそうです。

イングランドも若いチームなんですよね。アシュリー・ヤングが唯一の30代とのことです(32歳)。

試合観戦記

序盤はお互いに様子を伺うような、抑え気味の慎重な立ち上がりですね。
ただ、どちらかというと、イングランドの方が、ボールを回している時間が長いでしょうか。

前半12分、スウェーデンのクラエソンが放ったミドルシュートが、この試合のファーストシュートかな(シュートは枠の上に大きく外す)。

序盤はスウェーデンがイングランドの攻撃をしっかり押さえていて、スウェーデンペースともいえますね。スウェーデンは、まず守備が第一ですね。飛び込まない、無理に追いかけない、攻撃時に無理に上がらない。

前半19分、スターリングがドリブルで持ち込んでから、ケインのペナルティエリア手前ゴール正面からのイングランドのファーストシュートがようやくありました。

相変わらずイングランドが押し込む時間が続きますが、両リームともシュートまでいかない静かな展開が続きます。

前半30分、イングランドの左CK。ヤングのクロスにマグワイアが混戦の中、見事に頭で合わせてゴール!!イングランドが得意のセットプレーものにして先制です。

マグワイアが強かったですね。イングランドの最初のCKで、2本目のシュートでした。

試合が動いたものの、展開はさほど変わらず。スウェーデンがやや攻勢に出るもののイングランドの守備は堅く、時折サイドへの展開からクロスを入れるもなかなかチャンスにはなりません。

前半45分、イングランドがセンターライン付近からDFの裏へ長いパスを送ると、抜け出したスターリング上手いトラップからGKと1対1になるも、GKに一旦防がれ、時間がかかってシュートを放つもゴールならず。ここからのCKも得点ならず。

前半は1—0のイングランドのリードでで折り返します。

後半立ち上がりの2分、スウェーデンが左からのクロスにベリがヘディングシュートを放つも、GKピックフォードに阻まれますが、スウェーデンがシンプルながらいい形でした。

後半の序盤は中盤での攻防が続き、主導権争いといった感じですが、はやり、ややイングランドがカウンター気味に押し込むシーンが多いですね。

後半14分、イングランドがスウェーデンゴール前で連続攻撃を仕掛ける流れの中、右サイドのトリッピアーからペナルティエリア手前右にいたリンガードにつなぎ、リンガードがダイレクトでふわりとしたクロスを送ると、外からフリーでデレ・アリがヘディングで合わせてゴール!!

イングランドが貴重な追加点をあげて、2—0としました。
デレ・アリがタイミングよくDFのラインから抜け出しましたね。

後半17分、スウェーデンは右サイドの速い攻撃から中央への折り返しをつないで、走りこんできたクラエソンがダイレクトで合わせるも、シュートはGKピックフォードの好セーブに阻まれ、その後のシュートもシュートブロックで得点ならず。

得点を取りに行かないといけないスウェーデンですが、なかなか思うようにボールを前に運べず、反対にイングランドにボールを奪われて押し込まれるシーンが続きます。

後半26分、スウェーデンがゴールキックのこぼれ球を拾って速攻を仕掛けます。クラエソンのスルーパスにグイデッティが抜け出し、中央へのミ短いクロスにベリがトラップ後に、やや無理な体勢ながらシュートを放つも、またもGKピックフォードの好セーブに阻まれます。

終盤もイングランドの安定した試合運びで、しっかり守って攻め急がず、攻撃時はシンプルに高さを生かしたり、カウンターでスターリングのスピードを生かしたりと、少ない人数でゴール前まで攻め込みます。

スウェーデンはイングランドの堅い守りの前に、攻め手がないですね。
後半45分、スウェーデンがイングランドゴール前でFKを獲得するも、シュートは大きく枠の上に外れます。

アディショナルタイムの5分も状況は変わらず、結局、試合はこのままイングランドが2—0で勝利し、ベスト4進出です。

おわりに

イングランドは若い選手の多いチームながら、実に安定した万全の試合運びで、ベスト4進出を決めました。

得意のセットプレーで先制し、しっかり守って追加点と、思い通りの展開だったのではないでしょうかね。

スウェーデンの数少ないビッグチャンスも、GKピックフォードの好セーブに防がれて、最後までイングランドの守備を崩せませんでした。ここまで実にまとまった戦いで勝ち上がってきましたが、イングランドの壁は高かったですね。

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※参考:スウェーデン vs. イングランド(準々決勝) テキスト速報 – ロシアワールドカップ特集 – スポーツナビ