訃報/中村とうよう氏

急に報が入ってきてビックリしました。
昨日の7月21日(2011年)、音楽評論家の中村とうよう氏の訃報が流れました。享年79歳。

思い出します…
私が洋楽を聴きだした頃、特にブルースを聴きだした頃は、地方だったこともあって、とにかく情報がなくて困ったものです。

そんな中で、ブルースの国内盤を手に入れた時に、その中に入っているライナー・ノーツは、新しい音楽の世界を知るのにとても貴重な情報源になったものです。

特に、中村とうよう氏の名前は本当に良く目にすることになり、そのライナー・ノーツの内容は私にとって、ブルースの道標でした。

国内外問わず、様々なジャンルにおいて音楽評論、解説をしていた同氏ですが、個人的にはやはりブルースにおける解説に、本当にお世話になりました。

更に、中村とうよう氏と言えば、1969年創刊の「ニューミュージック・マガジン」(1980年に現在の「ミュージック・マガジン」に改名)、それに「レコード・コレクターズ」ですよね。

私の年齢的には誌名が「ミュージック・マガジン」に変わってから、よく読ませてもらいました(子供の頃は、お金がなくて、あまり雑誌は買えませんでしたけど…)。
ほとんど処分してしまったのですが、今も気に入った何冊かは手元に置いています。

このブログでも、何度かライナーノーツなどの引用とともに名前を出させて頂きました。
本当に、私にとってはまるで音楽の先生です。

中村とうよう氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.16)
参考:中村とうよう – Wikipedia

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